
トライベッカ映画祭で「おくりびと」上映後、ファンの笑顔に応える滝田洋二郎監督
トライベッカ映画祭が4月22日から5月3日まで開催されました。33カ国の優れた86作品を上映。アカデミー賞で外国語映画賞を受賞した「おくりびと」は、同映画祭のスポットライト部門で上映されました。
映画の町ニューヨークで一番大きな映画祭だけあり、高い注目を集め、スクリーニングの後、晴れやかな笑顔で映画館から出てくる主演の本木雅弘さんと滝田洋二郎監督を迎えるファンの姿もありました。

ショートフィルム部門に並ぶ人達
多くの部門がある中、ショートフィルム部門の「Wake-Up Call」を見に行きました。上映時間が1分の作品からから20分のものまで7作品を鑑賞。ショートストーリーですので、短い時間で観客を物語に引き込まなければならず、どの作品も巧みなカメラまわしや、個性的な登場人物のキャラクター、ウイットに富んだセリフなどで、観客を魅了していました。
特に印象的だったのは「Section44」。取調室で検査機を付けられている主人公。実は30歳のバースデーパーティーのドッキリだった、という内容でしたが、1分という短い時間の中で、アッ驚くストーリーを展開していて、感心しました。

映画のマーケティングを話合うイベント「Tool Of Trade」
映画祭の醍醐味は上映後にフィルムメーカーが登場し、観客の質問に応えてくれるところです。映画鑑賞の後に、その映画を作った方に直接会えるなんて、映画ファンにとってこれほどぜいたくな経験はないでしょう。その他にも、映画界で活躍する方のパネルトークなどのイベントがたくさん開催されました。
今は作った作品をYou Tubeなどで配信して世界中の人に見てもらえる時代。誰もが、フィルムメーカーとして活躍できるチャンスが広がり、フィルムをいかにマーケティングしていくか、といったことを主題にパネラーが語り合うイベント「Tool Of Trade」にはたくさんのフィルムメーカーの卵たちが訪れていました。
今年もトライベッカ映画祭は大好評のうち幕を閉じました。
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