別荘で過ごす1ヶ月のバケーション
2009.08.31 up
友達の夏の家にお邪魔しました。屋根もなかったという古い石造りのもと家畜小屋を数年かけて少しづつ改造。こんな素敵な家になりました
スペインでは夏休みを1ヶ月取るのはごく普通で、公共交通機関のバスや電車さえ、運転手の夏休みのために7月下旬から9月上旬まで「夏休みダイヤ」になって本数がぐっと減ります。そんな長い夏休みを過ごすために、みんな夏の「別荘」を持っています。
日本人から見ると、とても贅沢なよう見えますが、お金持ちの家庭でなくても、別荘のサイズの大小の差はあっても、みんな当たり前のように持っています。田舎の山や海で、毎年1ヶ月過ごせば、買っても結局安くつくのかもしれません。
「夏は山で」の人なら、スペイン北部のこんな山が見えるところが素敵です(写真はカンタブリア県)
さて、夏の別荘を手に入れるとして、山辺にするか海辺にするか、悩むところですよね。私の住むビルバオは、美しい山も海も近いので、ぱっくり好みはふたつに分かれます。
この夏2度ほどお世話になった友達の山の家の写真です。自分が子供の頃、親がこの当時天井も壊れた古い農家と家畜小屋を買ったんだそうです。最初は家族で外でテントでキャンプしながら時々訪れては少しづつ改築。今はベッドルームが3つ、キッチンとダイニングのある素敵な家にかわりました。改築、改造自体も夏の楽しみにできるのが、山の家の楽しみなようです。
夫の親のマンションの近くの海
私の夫の親は海派です。ビルバオから車で1時間弱のカンタブリア県にあるビーチそばにマンションを持っています。海の近くは人気が高いので庭付きの一軒建てを手に入れようとすると相当お金が必要です。
このあたりは、リゾートマンションが建ち並び、夏になると人口が急増します。一方冬になるとバルやレストランは全て閉まっていて、少しゴーストタウンのようになります。海には、お年寄りもたくさいんいます。いくつになっても、水着になってビーチでゆっくり寝そべって本など読みながらすごすのが贅沢なんですね。
スペインの北の海は水がとても冷たいですが、ビーチはすずしくてとても過ごしやすいです。日本の北海道以外なら、汗でべしょべしょになって、ビーチでゆっくり本なんか読めないですよね。
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