ハンガリーの首都、ブダペストには123カ所の源泉があり、温泉街として有名です。ハンガリーには火山がないので、非火山性温泉です。温泉施設は50カ所以上ありますが、その中でも歴史の古いルダシュ温泉をご紹介します。

エルジェーベト橋のたもと、ドナウ川沿いにあるピンク色の建物が目印。1566年に建てられたトルコ式の浴場で、ドーム型の天井のグラスから差し込む光が幻想的な空間を演出します。ヨーロッパの温泉の湯温は低めですが、ルダシュ温泉には28℃から42℃の異なる温度の浴槽があるので、熱めの湯に慣れている日本人には嬉しい限りです。カルシウムや炭化硫酸水素などが含まれた泉質で、関節痛や神経痛に効果的と言われています。
曜日によって、男性または女性専用日、混浴日と分かれていますが、隣接するプールは男女共毎日利用が可能です。

冬になると、DJブース、照明、カクテルバーによって温泉がクラブに早変わりし、様々なイベントが開催されるそうです。外で雪が積もる中、屋内で水着を着てビーチパーティーならぬ温泉パーティーを楽しむのが、ブダペストの若者の一押しだとか。

（施設内の画像はBudapest Spas & Hot Springs Inc.のHPより転載）

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