シドニーで見つけたおもしろ広告
2010.01.23 up
NSW州立大学の駅構内広告
僕は出版・広告の仕事をしているので、普段街を歩いていても、看板広告なんかが気になってしまうんですね。
職業病っていうやつです。
昔のオーストラリアの広告はクリエーターのデザインセンスなんて度外視の、よくも悪くもド直球な内容の広告が多かったのですが、2000年のシドニー五輪以降、経済が豊かになるに連れ、イメージ広告の質も年を追うごとに向上してきたように思います。
そんな中、昨日仕事帰りにタウンホール駅で電車を待っていると、線路側の壁に、ふと、よく練られた面白い広告を見つけたので、紹介したいと思います。
上の写真は、
NSW州立大学(UNSW)のインフォ・デー(いわゆるオープンキャンパス)の広告です。
なにやら、笑顔の女性のコラージュのようですが、写真をよ~く見ると…
スナップ写真で構成されていました!
(UNSWの)キャンパス・フォトで構成されてるではありませんか!
昔からあるドット絵の応用でしょ?まあ、確かにそうなんですが、その質が高いんです。
アップの写真は女性の右目の部分なのですが、ちょっと離れて見てもらえれば、そのクオリティーの高さがわかってもらえると思います。
その画像のクオリティーもそうなんですが、だらだらとキャッチコピーを並べ立てなくても、この写真(作品)ひとつで、「キャンパスの雰囲気を感じて、進学後の自分の姿を体感できますよ」というメッセージがとてもよく伝わるというところが、よくできていますね。
よくこれだけ写真を集めて、貼り付けて、1つの絵にしたものだなぁ~と感心しながら、身を乗り出して目を凝らしていたら、あやうく電車にひかれそうでしたよ。
あぶない、あぶない。
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