
ガルバンソ(ひよこ豆)の煮込み、ミートボール入り
今回はスペインの家庭料理のお話しです。
日本で冬の料理といえば、おでんや鍋料理が浮かびますね。
スペインで寒い季節に良く食べるのはスープ、豆の煮込み類でしょうか。
ヨーロッパの中でもスペインは多くの種類の豆を食べる国だと思いますが
今回は2種類ご紹介します。

garbanzos(ひよこ豆) 乾燥豆は一晩水につけておいて翌日煮ます
豆類は乾燥したものの袋詰・箱詰、水煮したものの瓶詰・缶詰、味付けしたものの缶詰で売られています。

プラスアルファの具はお好みで
基本的な豆料理の材料は
・豆 ・タマネギ ・ニンジン ・ジャガイモ
・チョリソ(スペイン独特の豚のソーセージ)
あとは好みでベーコンの塊も入れて煮こんだり、煮たキャベツの千切りなどを加えて食べたりもします。
ガルバンソは日本でもメキシコ産のものが売られているそうです。
食感がホクホクしているのでカレーの具としても良く合うとか。

lentejas(レンズ豆)
これもちょっと珍しい豆、レンテハス(レンズ豆)
最近は乾燥ものでも調理時間が短くて済む種類も売られています。
鉄分も多く含んでいてとてもヘルシー。

カリカリに揚げたニンニクと青唐辛子の酢漬けを添えて
出来上がったものをピューレ状にして食べる場合もありますが
レンズ豆の歯応えがあるほうがいい場合はそのままで、我が家ではカリカリに揚げたニンニクで風味を添えて
時々ピリッと辛いものに当る青唐辛子の酢漬けを齧りながら食べるとさらにおいしさが引き立つ気がします。
豆料理は材料を一度に鍋に入れてあとはじっくり煮込むだけなので、簡単にたくさんできて、さらに腹持ちも良く
栄養も摂れて安価にできる、ということで良いこと尽くしですね。
秋から冬にかけては庶民的なレストランの日替わりメニューの一皿目に豆料理が数種盛りこまれていますので
その時期にバスクを旅行される方はお試しになってみて下さい。
体も温まって、歩き回る元気もきっと出ますよ。
レポーター「金栗 里香」の最近の記事
「スペイン」の他の記事
0 - Comments
Add your comments