イギリスでのチャリティー事情
2010.08.29 up
リューマチのリサーチ支援が経営するチャリティーショップ
チャリティーは日本語でいうところの慈善活動になりますが、イギリスに住んでいるとその支援活動がごく普通の感じで市民の生活の中に浸透しているのがよくわかります。具体的には以前紹介したチャリティーショップと呼ばれるリサイクルショップが一番目に付くものでしょうか。そこの運営はほとんどがボランティア、普通の町ならそのお店が支援する活動別に5つから6つあります。
また最近のお葬式ではお悔やみにいただくお花代を遺族が寄付することも多く、その寄贈先は例えば故人が心臓病や、ガン、特別な疾患で亡くなった場合その治療・リサーチ研究財団に贈られるのが一般的です。
心臓病疾患のリサーチ活動支援のためのチャリティーショップ
またこれは日本でもたまに見かけますが、ほとんどの飲食店や、コンビニなどではつり銭をライフボートや消防団、動物愛護団体など様々な活動支援のために寄付できるような貯金箱がおいてあります。
ホスピス活動支援のチャリティーショップ、近くの町人口2万人ぐらいですがこのようなショップが8店もあります
また近年よくあるのが、人が集まるスポーツイベント(マラソン、レースなど)をチャリティーを兼ねて企画することで、例えば以前参加したことがある10キロマラソンではガンのリサーチへの支援も兼ねていて、エントリーすると参加者がレースを完走できたら小額寄付してくれるよう友人や知り合いに頼むための用紙が送られてきました。(これは強制ではないので興味がなければそのような寄付を募る必要はありません) このように日常生活にごく自然にこういった社会活動への参加を促す習慣やきっかけが存在しており、社会的なネットワーキングの手段して欠かせないものとなっています。
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