オランダ

オランダ:アムステルダム

フリードリヒス カオル

職業…フリーライター

居住都市…アムステルダム市(オランダ)

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ヨーロッパ諸国をはじめとして、世界各国から注目を集めているのが、電気自動車・DuraCar(デューラ・カー)の存在です。製作会社は、オランダ北部のハーレム市にあり、国内外から研究者を多数招き、過去10年間にわたって試行錯誤を繰り返した結果、遂にこのエコの最先端を行く自動車完成の日を見るに至ったといいます。


小ぶりでかわいらしい姿が人気の的

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ちょっと面白いこの名前、一体、何を意味するのでしょうか?
Dura(デューラ)というのは、オランダ語のDuurzaam(デューザーム)に由来します。これは、資源再利用を意味する言葉でこの車にぴったり!エコそのもの、といった響きがあるため、こう名付けられたそうです。販売されたこのエコ車のの第一号は「QUICC!(クイック)」という名称を持ち、エコ車(電気自動車)本格展開の一歩が始まったといいます。


自動車の特筆すべきポイントは、ボディ部分の外装。再生利用されたプラスティックで覆われているのです。プラスティックはオランダで現在、最も注目されている素材。再生利用しやすいことから、多目的用途に使用されています。


新作発表会では毎年斬新なモデルが登場

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外見もかわいらしいと評判の自動車ですが、あくまでも電気で走るため、現在のところは、まだまだスピードに制限があります。ただ、郵便配達やピザ運びなど、巡回する自動車用として、とても重宝する車であることは確か。普通の自動車よりも、バッテリー(リチウムイオン搭載)機能を充実させており、2日間、150キロで走り続けてもOKといいますから、小回りのきく使いやすい車としては大活躍しています。


今後の問題点として、電気自動車の宿命ともいえる点に、「騒音」が全くないことが挙げられます。つまり、「静かすぎる」ということ。自転車に乗る人や歩く人に、注意を促すためにも、今後は小さなスピーカーを車の外部に付けて、クラクションではなく、クラシック音楽を流して注意を促す機能を搭載する予定だそうです。


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