フランス

フランス:パリ

別紙 敦子(べっし あつこ)

氏名=別紙敦子
職業=観光業
居住都市=パリ(フランス)とバルセロナ(スペイン)年間1:2の割合で、行き来しています。

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スペイン・カタルーニャ地方の伝統人形カガネル「うんち人形」

スペイン・カタルーニャ地方の伝統人形カガネル「うんち人形」

 12月に入ると間もなく、街のあちこちに、クリスマスの飾りがお目見えするのは、今や万国共通ですね。
街は、店のウィンドウ・イルミネーション・サンタの格好をした人…等々、とても賑やかな雰囲気になります。

毎年恒例で、バルセロナ市役所前の広場には、大きなクレッシュ(キリストの誕生場面を再現した模型)が造られ、この時期 市民は楽しみに見に来ます。

今年は、その飾りの隅に…いたいた!
クレッシュに飾られる人形たちベレンに成りすまし!?
カタルーニャ地方の伝統「うんち人形」こと カガネルが 輝いていました。


市役所前の広場のクレッシュにいた実物大のうんち人形カガネル

市役所前の広場のクレッシュにいた実物大のうんち人形カガネル

 18世紀からクレッシュに飾られるようになった「カガネル」には、人形の排便が地面の肥料となり、翌年の豊穣につながると言う、言い伝えがあります。
また、心身の健康と平静をもたらす(行為?!)とされ、キリストの降誕を飾るのに必要なものとされています。

何はともあれ、人々にどう思うか尋ねてみると、「人は皆平等だ」という気持ちを再認識して、癒され、落ち着いて人生に向かえるらしい。

そうか、カガネルは「癒し系人形」だったのですね!


英国王室仲間入りのプリンセス・ケイトも こんな姿で新登場! (右側)

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 冗談のような伝統でしたので、今まで 家庭のクレッシュのみで 楽しみながら飾るものと思っていた私ですが、今回の市で造られた公共のクレッシュに、しっかり飾られた「うんち人形」を見て、
これは正当なカタルーニャの伝統であると認識しました。


お相撲さんもあったけど…これって、いつものポーズ

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 各家庭が、どのウンチ人形を選んで 飾っているか、覗いて見たくなってしまったのは、私だけだろうか?


日本のキティちゃんとドラえもんは、変わらぬ人気

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