ブルガリアでスキーワールドカップ (第二日)
2011.03.06 up
快晴に恵まれた二日目
ブルガリア、バンスコでのスキーワールドカップ2日目は男子回転です。
午前10時から1回目、午後2時から2回目が行われました。
ふもとのバンスコの町からマイクロバスに乗り込み、10時少し前に会場に到着しました。前日の寒さが嘘のような快晴で、たくさんの人が見に来ていました。
男子回転のコース スタート地点が見える
1日目よりもコースが短いので、今日はスタート地点から最後まで見られます。1回目は約70人の選手が次々と2時間近くかけて滑ります。ブルガリア人選手は4名、そして日本人選手が2名いました。湯浅直樹選手と佐々木明選手です。佐々木選手は残念ながら2回目に進めなかったのですが、湯浅選手が進みました。
クロアチアからの応援団
2回目は午後2時からでした。
湯浅選手の登場をどきどきしながら待ち、スタートから固唾を呑んで見守りましたが、途中で転倒してしまいました。今回は転倒する選手がとても多く、他の選手はそこで滑りを止めてしまったのですが、湯浅選手は違ったのです。一度転倒ののちにもう一度滑り出し、また転倒したのですが、再び起き上がって最後まで滑り切りました。最後まで滑ったことに観客席からは大きな拍手が沸き起こり、感動的でした。
その後は1日目を超える盛り上がりを見せ、オーストリア人選手が1、2位を独占して大会が終わりました。
コースを整備する人たち たくさんいます
実際に競技を見てわかったのですが、コースを整備する人というのはとても大変です。整備をする人はコース横にびっしり並んでいて、選手が通るとすぐに整備に取りかかります。選手がゴールする頃に上方の整備が終わり、次の選手がスタートしても下方はまだ整備をしています。時々、間に合わないのではないかとはらはらすることもありました。それを1選手ごとに何十回と繰り返すのですから、とても大変な仕事です。
それだけ手間をかけたコースを滑れる選手というのは、やはり特別な存在なんだなと感心しました。
ゴールする選手
生まれて初めて観戦したスキー競技は、たくさんの発見と興奮に満ちていました。またどこかで見てみたいものです。
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