多くの旅行客を魅了してやまない都市ハワイ州ホノルルは、夜景もすばらしいものがあります。その魅力はハワイアン・シンガーソングライター、ケオラ・ビーマーによって世に出て、後にカーペンターズにもカバーされた歌「ホノルル・シティ・ライツ」でも歌われているほど。
ホノルル市の夜景でも一番人気なのが、「タンタラス」という丘から見るもので、市の中心部を車で10分ほど上ったタンタラスからは、ホノルル市内が一望できます。

ワイキキのビーチサイドのレストランでは、必ずといっていいほどトーチライトの灯りがロマンチックなテーブルを演出しています。ゆらゆらと揺れる炎は、ほんのりと辺りを照らし、夜の空間を幻想的に映し出します。

昼間はサーフィンや日光浴を楽しむ人々で賑わうワイキキビーチですが、夕暮れから夜にかかるころは、最も灯りの美しい時間でもあります。日没とともに、トーチライトに火がつき、ホテルに灯りがともります。サンセット直後に残ったダイナミックな空の色、それを映し出す海、ビーチサイドの灯りを一度に楽しめるこの数十分間は、自然と人工の明かりがうまく溶けあってゴージャスな景色をつくり出す時間です。

カラオケ好きだったホノルル前市長は「ホノルル・シティ・ライツ」をことあるごとに歌い、ホノルル市民は「またか」と思いながらもホノルルの夜景を改めて誇りに思うのでした。

＊写真はすべてハワイ州観光局提供

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