ハワイで作られる野菜の中でも、日本原産キューリ「ジャパニーズ・キューカンバー」は、皮が柔らかく種が少なく、パリッとしたみずみずしさが地元で人気です。アメリカ産のキュウリはズッキーニかと思うほど太く、皮が固く、種が多いので食べられる部分が少ないのです。オアフ島カフクにあるラオス系農家「ホー・ファーム」は、ジャバニーズ・キューカンバーを生産する第一人者で、クオリティーの高い野菜をスーパーや朝市で売っています。

今一番の旬の野菜はハートと星型のキュウリ。ホー・ファームの跡継ぎ娘、シン・ホーがインターネットで見つけた日本のキュウリを真似したものです。四角いスイカやメロン同様、ハートと星の型をかぶせて一定期間キュウリを育てると、愛らしいハートと星型キュウリができあがります。

ごく普通のサラダがとびきりキュートになるこのキュウリ、バレンタインデーや母の日など、ちょっとしたおもてなしに大活躍しています。日本産の型はハワイでは手に入りにくいため、ワイキキのレストランに卸しているのと、高級スーパー「ホールフーズ」だけで買うことができる、贅沢なキュウリが話題を呼んでいます。

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