レオナルド・ダ・ビンチの故郷でアグリツーリズモ
2011.09.02 up
朝、窓からの眺め
今年の夏は日本から避暑に来ている両親を連れて、レオナルド・ダ・ビンチの故郷ビンチ村にあるアグリツーリズモで過ごしました。
ところで皆さん、ダ・ビンチという苗字がどこから来ているかご存知でしょうか。イタリア語でダ(da)は「~から」という意味で、「ビンチ村のレオナルドさん」という意味なのです。ダン・ブラウン著の『ダビンチ・コード』 のおかげで、それまではひっそりとたたずんでいたビンチ村に世界中から多くの人が訪れるようになり、痛んでいた道路標識などが今ではすっかりきれいにされました。
青空に映える糸杉たち
ビンチ村はフィレンツェから車でピサに向かって30分ほど走った丘の上にあります。かの有名なキャンティ・ワインのベースになるサンジョベーゼ種のブドウ畑とオリーブ畑が延々と続く丘が重なり、街道には糸杉の並木道、気候と同じく温かい人柄あふれる地元の人たちが、外から来る人たちを出迎えてくれます。
延々と続くブドウ畑
ブドウがたわわ
近年、至れり尽くせりでスパやゴージャスなレストランが付いているアグリツーリズモもたくさん出て来ていますが、私はやはりポーンと自然の中に放り出されたような時間を過ごすことができる、シンプルなタイプのものを好みます。
朝窓を開ければ自然が目の前に広がり、夕方には深紅の夕焼けを見て一日が終わる。私にとっては大きな幸せです。
ビンチの濃厚な夕焼け
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