街を彩る紅白旗 独立記念日近づく
2011.08.12 up
大通りの信号待ちは長く、物売りの活躍の場
インドネシアの独立記念日である8月17日が近づき、首都ジャカルタのビル街やショッピングモール、下町などさまざまな場所にインドネシア国旗の紅白旗が飾られ始めました。
第二次世界大戦中、一時は日本統治下に置かれたインドネシアがオランダから独立を果たして66年が経ちました。紅白旗は、戦前における民族主義運動の芽吹期に誕生し、赤は「自由と勇気」を、白は「正義と純潔」を表すとされています。
8日、ジャカルタ中心部をタクシーで移動していると、交差点で働く物売りが、手持ちサイズの紅白旗や「独立66年を祝おう」と書かれた独立記念グッズを停車中の自動車に売り歩いていました。
「普段売っている飲み物や新聞、雑貨よりよく売れるよ」と物売りの男性。1万3000の島と多数の民族を有しながら、模索の中で民主国家の道を突き進むインドネシア。各地でのお祝い行事は例年にぎやかに行われ、国家としてのインドネシアの結束が年々強まっています。
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