森のような美容室を作る!
2012.11.14 up
色とりどりの柱でできた「森」
福島市の中央に位置する信夫山のふもとに出現したカラフルな「森」。この空間は一体何なのでしょうか。オレンジ、ピンク、青、緑、、、いろんな色の柱がおよそ100本立っています。
その答えは、美容室。
福島市在住のアサノコウタさんがデザインしたユニークな美容室です。
柱を削るアサノさんと写真を撮る私
アサノさんのコンセプトは、「森のような、狭いけれど広い、憩いの場になるような美容室」でした。100本の柱が鏡に映って倍増し、森がどこまでも広がっていく印象を受けます。
角材を柱に仕立て上げるため、アサノさんが呼びかけて集まった人たちが彫刻刀を手に連日連夜、角材の表面を削って色を塗りました。私も呼びかけに応じて手伝いに行ったうちの一人です。
私が手がけた柱も立派に仕上がりました
柱をひたすら削る単純作業も取り組んでみると奥が深いもので、普通の角材も削ることによって本来の木目が出てきます。次第にその面白さの虜になって通うこと数日、材木屋のお兄さんにも削る音が変わってきたとほめられました。
私が削った4本の柱も色を塗ってもらい、棚が取りつけられてオープンの日を迎えました。
森の中で髪を切る幸せ
この色とりどりの柱は、実はヘアマニキュアとヘアカラー剤で塗られています。木に塗るとこんなに色鮮やかだったとは驚きです。
これからたくさんのお客さんが来て、この森はまだまだ育っていくのです。
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