ハワイの農産物でかつては収穫高第一位だったサトウキビは、現在はハワイ州の中ではマウイ島でのみ商業栽培が行われています。ウェストマウイを望む地に広がる35000エーカーのサトウキビ畑を先日訪ねてきました。

今はちょうどサトウキビの花が咲く時期で、ほんのりピンク色のすすきの穂のような、鳥の羽のような花が青空を背景に風に揺れていました。畑一帯がピンクに染まる時は、桜の開花時期のようだと、だからこの季節が大好きなのだと、畑で働く日系人が語ってくれました。

そのマウイ島で育ったサトウキビを加工してできるのが、貴重なマウイブランドの砂糖。グラニュー糖のように細かいものと、ざっくりと粗いものと、２種類があります。メイドインハワイの砂糖と聞いただけでコーヒーに入れたらハワイの香りがしてきそう。ハワイで最後に残ったサトウキビ畑が土地開発に取って代わられないよう、こういうパッケージの砂糖、ジェリー、キャンディー、ウォッカ、ラム、などなど、加工品を作ってマウイのサトウキビをなくてはならない存在にしています。

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