ハワイ島ヒロの空港からハマクアコーストを北上し、ホノカアの街を過ぎてすぐ、マウナケア山の麓にオーガニックの100％ハワイ産の茶を育てている農家があります。「自然農法」と呼ばれるナチュラルな手法の農業で育てた茶葉を丁寧に加工して、「マウナケアティー」ブランドの茶が作られています。貴重なメイドインハワイの茶を作っているのは、金沢出身のタカさんとアメリカ人キンバリーさんのご夫妻。二人とも大学で農薬や化学肥料を一切使わない自然農法を学んだ後、ハワイ島で実践しているそうです。

雨の合間に訪れた農園は、しっとりと濃い茶葉の緑色が段々畑として広がり、幻想的な世界を作っていました。農法にこだわり、ひと手間もふた手間もかけて茶を育てるタカさんの姿勢に心を打たれたあと、こだわりの茶を試飲させていただきました。マウナケアティーでは緑茶と烏龍茶の二種類を作っていますが、どちらも絶品！タカさんと息子さんが時間をかけて茶を入れてくださり、一服の茶を楽しむ日本の茶の文化にハワイで触れることができました。

ハワイはおいしコナコーヒー、カウコーヒーで有名ですが、茶の栽培にも適しています。マウナケアティーは今は量産していないため、インターネットでの販売が主流ですが、今後ぜひとも生産を拡大し、メイドインハワイの茶がいつでも手に入るようになることを期待しています。
www.maunakeatea.com　

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