Area C(アレア・チー)ミラノの新しい通行税
2012.02.28 up
Area C
2012年1月16日よりミラノ市で従来のEcopass(エコパス)に代わり、「Area C」(Cゾーン)制度が導入されました。簡単に言えば『中央地区進入税』で、Ecopassでは課税対象外だった排気ガス規制をクリアするタイプの車(EUR4以上)も有料になりました。バイフューエル自動車,LPG自動車,メタン自動車,ハイブリッド自動車等への課金は,2012年12月31日まで約1年間免除で、電気自動車、オートバイ、バイクのみ課税対象外です。
課税対象時間は、祝・祭日以外の月曜日から金曜日の7時半~19時半で、違反をすると罰金は約EUR90と厳しいものです。
Area C課税対象ゾーン
Ecopass同様、ミラノ市中心部の環状線(旧城壁内側)の内部に進入するためには、1日EUR5の税金を納めなければいけません。回数券や年間契約など支払方法はいろいろあり、心配されていた混乱は起こりませんでしたが、Area Cゾーン内に住む人達が大抗議を起こし、結局在住者は最初の40回までは無料、その後は1日EUR2で何とか収まりました。
当然のことながらレンタカー、外国ナンバー車も対象となっていますので、ミラノで車を運転される方はくれぐれも気を付けて下さい。
Area C 蛍光黄色で縁取られた標識
対象ゾーン入口にはカメラが取り付けられており、かなり大きめの標識がありますので分かりやすいとは思いますが、事前にインターネットで調べておかれることをお勧めします。
ミラノ市AreaCホームページ(英語)
http://www.comune.milano.it/portale/wps/portal/CDM?WCM_GLOBAL_CONTEXT=/wps/wcm/connect/contentlibrary/Per+Saperne/Per+Saperne/Area+C/English/
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