ジャマイカ

ジャマイカ:サブラマ

宇井 美佳(ういみか)

職業…大学院生
居住都市…千葉県

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ジャマイカに来て、何人もの赤ちゃんを見てきました。
時には某有名選手の隠し子と言われる子まで…。
ジャマイカの赤ちゃんに共通して感じることは、脚力の強さがこの頃から発揮されているということです。


生後7か月

生後7か月

生後7か月頃の赤ちゃんのほとんどが立ち上がったり、つかまって歩いたりすることができます。
言葉を話し始めるのはそんなに早くはないのですが、立って歩き始めるのはとても早いようです。

写真の赤ちゃんは、ホームステイしていた時のお姉ちゃんの娘。私の姪っ子のようなアレキサンドリアです。

彼女はこの時生後7か月。
言葉はほとんど出ないのに、立ち上がり、歩くより先に走り始めました。


赤ちゃんを捕獲したお母さん

赤ちゃんを捕獲したお母さん

家の中を自由に走り回るアレキサンドリアを捕まえるために、お母さんは必死です!

「アレキサンドリアを捕まえるためにたくさん走ったから痩せたわ!」
と、嬉しそうなお姉ちゃんでしたが、実際どの辺が痩せたのでしょうか??

太ったお母さんたちにとっては、すばしっこくて速い我が子を捕獲することも一苦労なんでしょう。

お姉ちゃんは、体育教師の私にアレキサンドリア捕獲をほぼ毎日任命していましたよ…。


街を歩いていても、道端で店を開く人の幼い子どもが、歩いていたり、走っているのをよく見かけます。

きっと世界最速の人々の英才教育はここから始まっているのでしょう。

ジャマイカにたくさんいる怪しいおじさんも、太ったおばさんも、昔はかわいい赤ちゃんだったんですよね。当然ですけど…。

彼らにも、愛する家族がいて、子供もいて、その愛する者を守るために必死で生きているのでしょう。タクシーで、多少のお釣りをごまかしてくるのも、図々しく商売してくるのも、このジャマイカという国で家族を養うための方法なのでしょう。

小汚いおじさんや、醜く太ってしまったおばさんは、一生懸命家族を守り抜いた結果だと思うと、無責任にジャマイカが嫌いなんて言えなくなってしまいます。
この過酷な国で数十年生き抜いているのですから。たった1年弱住んだだけで、半泣き状態で弱音を吐いている自分が情けない…。
日本という国に生まれた自分は恵まれていたのだと改めて思います。


速い赤ちゃんたち、将来のジャマイカをよろしくね!

ジャマイカは、これから全ての人に対して、もっともっと住みやすくて安全な国にしていけると思います。

フィジカルだけではなく、多様な面でのジャマイカの発展を期待したいます。



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