2012年冬のはじめ頃、福島から東京へと引越ししました。所属する大学が東京にあるので、やはり研究作業上こちらに居るのが便利です。
大学一年生の頃からブルガリア留学期間を除いてずっと東京に住んでいたので、慣れ親しんだ街ではあります。それでもまたあらたに東京に腰を据えるとなると心機一転、気持ちも新しくなります。
どれほど東京に住んでも圧倒されるのは人の多さです。こんなにたくさんの人が住んでいる街というのは、世界的に見てもすごいことです。

丸の内、有楽町、日比谷、銀座界隈は東京の中でも特に好きなエリアです。ここぞ東京という雰囲気があります。家からバス一本で行けることもあり、暇があるとこのあたりを散歩しています。
2012年の大晦日にも行ってみました。この日は電車だったので、帰省する人で溢れかえる東京駅をなんとかすり抜けて外へ脱出。大晦日の東京駅は、人も荷物もお土産もとにかく凄いです。一歩外へ出てしまえばいつもとほとんど変わらない光景でした。

丸の内仲通りは冬の間美しくライトアップされています。改修を終えた東京駅が話題になっていますが、少し歩いてこちらも一緒に散策するとさらに楽しめます。シャンパンゴールドカラーのLED電球101万個を使用して、約230本の街路樹を彩っているそうです。2月17日までとのことですので、お近くの方はぜひ。三菱一号館美術館の中庭まで行くことをおすすめします。

丸の内へ行くと必ず寄るのが書店の丸善丸の内本店です。丸の内オアゾという東京駅向かいに建つビルの中にあります。ここでゆっくり本と文具を眺めたあと、書店4階にあるM＆Cカフェに行きます。安くはないので、毎回は行けません。東京駅に面する壁が一面ガラス張りになっているので、行き交う電車を眺めながらゆったりと過ごすことができます。年末は帰省ラッシュのホームを動く無数の人と電車を眺めながらワッフルをいただきました。ここのワッフルは850円と値段もよいですが、量も並ではありません。味はもちろん素晴らしいです。

建物が多くて高い、人が多い、電車が多い、お店が多い。単純ですが、これが都会だなと思います。2009年に東京を離れてからブルガリアのソフィアで2年、そのあと福島で1年を過ごしました。あらためて住む東京は以前とどこか違う街にも見え、東京生活もまた一興と日々思うわけです。

みなさま今年もどうぞよろしくお願いいたします。

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