ブルーマウンテンと、コーヒーと、日本…
2013.01.24 up
雄大なブルーマウンテン山脈
誰もが1度は聞いたことがあるでしょう、ブルーマウンテン。
それがジャマイカにあるということは、案外有名ではないようです。
ブルーマウンテンは、高品質のコーヒー豆が収穫できることで有名な山で、ジャマイカの首都キングストンから車で10分もあれば麓に行くことができます。
その気になれば、気軽にコーヒーを飲みに、山の中腹にあるカフェに行くことだってできるのです。
ブルーマウンテンの標高が高い場所に、日本の企業UCCコーヒーの工場があります。
UCCコーヒーの建物。日本の国旗が立っています。見学可能。
JICA青年海外協力隊員の活動で、UCCコーヒーで収穫されたコーヒー豆の中から、商品としては扱えない豆を譲ってもらい、コーヒービーンズアクセサリーを作っています。
ジャマイカの知的障害者を支援する活動で、彼らがアクセサリーを作り、観光客を対象としたお土産品として販売し、その収益は彼らのお給料になるシステムです。
ジャマイカだけでなく日本でも販売を始めています
コーヒーが有名なブルーマウンテンは、自然豊かで美しい植物や、ジャマイカの国鳥であるハミングバードも見ることができます。
コーヒーとバナナのプランテーションができたことによって、自然環境に影響が出ているのは確かなようです。
そのブルーマウンテンコーヒーの9割を輸入しているのは他でもない日本。
無駄にせず、感謝して飲みたいものです。
様々な植物があり、中には日本のツツジに似たものも
首都キングストンからとても近い場所にも関わらず、気温も湿度も都市部と比べるとかなり低いので快適です。
もちろん、登山もできます。
山小屋があり、食事も宿泊も心配ありません。
北海道教育大学の授業で行った大雪山縦走(テントも食料もすべて背負って…)を考えると、安心なような気がしますが、山は山。
とくに高齢者の登山には十分に注意してもらいたいものです。
今年は日本で雪山の事故が多発しているようですね。
雪があろうとなかろうと、自然は油断できません。
最近知り合いの日本人のおじいさんたちがブルーマウンテン登山を行ったのですが、とても心配しました。
無事に生還されてホッとしています。
ブルーマウンテンの様子。民家もある
意外にも、日本と深い関わりがあるブルーマウンテン。
つぎにブルーマウンテンコーヒーを飲むときには、少し、ジャマイカのことを考えてみてください。
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