2年という任期。JICA青年海外協力隊
2013.03.28 up
春。花の季節です。ジャマイカは1年中夏ですが。
ジャマイカ生活も、早いもので1年半経過。
赴任当初は暑さでやられ、虫の襲撃に遭い、文化の違いに驚愕し、うつ病の心配もされました。
JICA青年海外協力隊の任期は2年。そのあいだに先輩隊員は帰国し、新しい隊員がやって来るのです。
つまり、3ヶ月おきに、出会いと別れがやって来るということなのです。
先輩隊員の青木さん
先輩たちには、いろいろとお世話になっています。
特に、職種が同じ体育指導の青木さんには本当に助けてもらいました。
陸上では速いが、水中ではイマイチ・・・なジャマイカ人の子供達(一般的に水泳がカリキュラムにないため)に水泳を指導し、多くの生徒を泳げるように活動されていました。
青木さんの帰国後も、引き続き水泳を指導していますよ。
生徒たちとクラス担任の先生
1年半、学校で指導してきた生徒たちと離れることを、最近少し考えるようになりました。
授業の始めや終わりに、「私が日本に帰るまでに・・・。」
という言葉を使うと、少し寂しく思います。
生徒たちも、帰らないでとかもう少し長く居てとか言ってくれると、現在検討中の任期の延長を真剣に考えてしまいます。
ただ、私が居なくなってから、ジャマイカ人の先生が水泳や体操などの種目を引き継いで行ってくれることが理想で、いつまでも私がやっていていいものかと思うのです。
協力隊の2年という任期の中で、先輩隊員たちは様々な実績を上げてきました。限られた期間、全力でミッションに取り組む姿はとても素晴らしかったです。
アメリカのボランティアたち
途上国にボランティアを送り込んでいるのは、もちろん日本だけではありません。
アメリカ、カナダ、ドイツ、イギリス、韓国など。
私の任地サブラマにはアメリカのボランティアが派遣されています。
彼らもまた2年という任期の中で一生懸命活動しています。
彼らと協力してイベントを計画することもあります。
こういう出会いがあると、ジャマイカの文化や気候に多少疲れていても、再びやる気がでますよね。
彼らも、実は私と同じようなことをジャマイカに対して感じていたり、同じような苦労をしていることがわかりました。
特に、日本人を母に持つ同い年のアメリカ人ボランティアは、道で会うジャマイカ人からアジア人に対する中傷を受けていたらしく、お互いの苦労話をして、よい友達になることができました。
私の水泳授業を助けに来てくれました。
ジャマイカに来ていなかったら、絶対に出会うことのない人にたくさん出会えました。
協力隊の仲間でも、個性溢れ、特殊能力に長けているユニークな方に数多くお会いします。
こんなチャンス、もう一生来ないかもしれない!
だからこそ、今、ジャマイカに居られる時間とここでの出会いを大切にしていきたいと思います。
引きこもっててはいけないなぁ(笑)
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タグ:出会いと別れ
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