シナモンとレーズンの味、ジャマイカのイースター
2013.04.02 up
スーパーでは特別コーナーが登場
キリスト教の国々では、イースター休暇がやって来ます。
ジャマイカでは、イースターにスパイス・バンと呼ばれる甘いパンにチーズを挟んで食べます。
本家・イースターの玉子とウサギは、どこへ・・・?
スパイス・バンは、ジャマイカで日常的に食べられているパンの一種で、シナモンの香りが強く、レーズンが入っていることが多いのです。
イースターでお馴染みの玉子とウサギの肩身は、驚く程狭いものです。
かろうじて、レジ付近に玉子型のチョコレートが数種並んでいる程度。
カナダ留学時代はエッグハンティング(玉子探しゲーム)など見ていて、それを想像していたのですが、キリスト教の国といえどお国違えば文化も大違いです!
中に挟むチーズ
中に挟むチーズは、黄色に着色されたプロセスチーズ。
大きな缶に入って売られていることが多いのですが、写真のように小分けでも買うことができます。
気温の高いジャマイカでは、乳製品の生産は殆どありません。暑さで乳製品の保管が難しいことと、乳牛の夏バテによる食欲不振、乳の出が悪いことが原因だそうです。
売られている牛乳は、真空紙パックになっていて常温保存が可能なものが主流です。
やはり、北海道(特に十勝)の美味しい乳製品が恋しいこの頃です。低温殺菌牛乳なんて、こちらでは絶対に手に入りませんからね!
試食も行っている
スーパーでは、試食コーナーも登場しイースタームードです。
お客さんも、店員も(勤務時間中なのに)、美味しそうに試食のスパイスバンとチーズを食べ、迷うことなく大きいサイズのバンとチーズを買っていきます。
スパイスバンは、甘い。(甘すぎる)
チーズはしょっぱい。(塩分が強すぎる)
ジャマイカ人には肥満の人が多く見られるのは、この食文化も影響しているのかもしれません。
シナモンレーズンベーグルとクリームチーズ
スパイスバンとチーズの味を想像できない方、体験してみたい方。
シナモンレーズンべーグルとクリームチーズをそれぞれもっと甘く、しょっぱくしたものと考えて頂ければ簡単でしょう。
ジャマイカでも、都市部の大型スーパーに行けば、このようなアメリカから輸入した食品も多く手に入ります。
ジャマイカ生活も1年半を過ぎましたが、食は未だに慣れません。
ジャマイカ食を、もっと食べていたら今頃ウサイン・ボルトのように足が速くなっていたのかもしれませんね!
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