国と世代を越えるもの
2013.05.20 up
日本から12,894Km、遠いジャマイカの地で・・・
20年前、私は表向きはセーラームーンが好きで、実はキン肉マンの方が好きという、可愛くない4歳児でした。
時は流れ、遠くジャマイカの地で日本とジャマイカのヒーローの違いについて考えてみました。
日本では、アニメの主人公が子供たちのヒーロー、ヒロインであることが多いのですが、ジャマイカ人にとっての絶対的ヒーローはミュージシャンのボブ・マーリーと陸上選手のウサイン・ボルトなど。
アニメのヒーローよりも実在の人物に憧れることが多いのかもしれません。
日本の小学校と文化交流
日本の子供たちの絵画力は、本当にしっかり教育されていて
上手いなぁと感じることが多々あります。可愛らしい表情が特徴的で、リアリティよりも可愛らしさを大切にしている絵が多いことに気がつきました。
それはきっと幼い頃からTVや本などで多くのアニメに触れているからなのでしょうね。
それに比べて、ジャマイカ。リアリティを追求しているのでしょうか、動物を描かせてみると、表情(特に目)が怖いことが多々あります。
黒板の上部に居るウサギの目・・・怖い
先日、ジャマイカ在住日本人のお友達のご家族にお世話になったとき、一緒にお絵かきをしました。
今の日本はプリキュアが流行っているようで、セーラームーン世代の私は時代の流れを感じました。
プリキュアを描いてもらいました
何を思ったか、昔の自分のヒーロー、ヒロインが恋しくなり、
ジャマイカの田舎の自宅に引きこもっていた週末、キン肉マンやセーラームーンをYouTubeで見直してみました。
そうしたら、英語版スペイン語版等があり海外からも支持されているようなのです。
アニメのストーリーには1話1話ずつ明確な伝えたいことがあり、それは回によって、自然を大切にしようだったり、差別をしてはいけないだったり・・・。幼い頃にはしっかり理解できなかった深いものがありました。
英語版だったら、ジャマイカの生徒に見せてみるのもいいのかな?なんて、手抜き授業と言われるかもしれませんが、考えてしまいます。
怖い人が、こう目に映る・・・
しかし、見過ぎは禁物。
セーラームーンを見すぎた週末明けに、マーケットで押しと体格のいいジャマイカおばさんに絡まれた際には、うっかり敵のモンスターに映ってしまいました。
反省。
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