メキシコ

メキシコ:グアダラハラ

龍崎 節子(りゅうざき せつこ)

職業…民芸品輸出、撮影コーディネート、通訳翻訳
居住都市…グアダラハラ(メキシコ・ハリスコ州)

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 とある日曜日。
 春休み(こちらはキリスト教行事のセマナサンタと言います)にまだらに仕事していたせいか、どこにも行けず、腐っていた私を友人達で、ちょろっと日帰りで気軽に行ける楽しい所、に行ってきました。

 グアダラハラから車で約2時間半、小さな村をいくつもかすめて、山道に入り、コマラという小さな小さな村に到着。
 到着と同時に未舗装の道路を砂埃を立てながら、奥地に向かいます。村人の指示通りに進むと、小川がちょろちょろ。沢山の牛が放牧されています。

 その先に、6mほどの滝を抱える池がありました。
 この滝は、3段になっていて、それぞれの滝壺は25メートルサイズかそれ以下の大きさの池になっており、村人の憩いの場のようです。


一番下の段にあたる滝。ほどよく冷たくてきもちいい。

一番下の段にあたる滝。ほどよく冷たくてきもちいい。

 池の上方に生えている木にはお決まりのようにロープが括り付けられ、当然ですが皆、ターザンごっこをします。
 滝の上からは、村の少年達(14ー5歳?)が、何人も続けてダイブ。すごいわ~、と思っていたら、そりゃそうだ、メキシコ太平洋岸のアカプルコは「断崖絶壁ダイビング」で有名。アステカ伝統のスポーツというか根性試しが今に伝わり、オリンピックでも飛び込み競技は強いんです。
 
 都会からきたへっぴり腰の私たちを軽やかに笑い飛ばして、その豪快な飛びを見せてくれた数名の「元青年」の村人。躊躇という物がありません。


おやじさん達の背中がイカしてます。

おやじさん達の背中がイカしてます。

 2段目の池の畔では、家族総出で家からあれこれと持ち出してのピクニック。規模が違います。大鍋で炊いているなにかスープ?がいいにおいです。

 最上段の滝からは、エコツーリズモの一団が、ヘルメット装着で8mほどの高さの滝からスライドして行きます。ものすごく楽しそうなので、装備一切なしでも出来ると言われたので、私も当然滑りました。
 滑った、というよりも落ちた。

 入場料も要らない、列作って待つ必要もない、食べ物飲み物当然持ち込み可能(というか、必須)、へんなキャラクターもパレードもない、この「山間の天然遊園地」。
 近隣の村の人々にとっては何代にも渡って楽しんできた家族憩いの場であり、子供達にとっては心身精神ともに鍛錬の場。メキシコはそういう意味でも自然です。

 最高に楽しい一日でした。

 ただ、誰の土地、という訳でもないので、放牧中の牛さんたちが養分たっぷりのアレを落として行くので、川の水を顕微鏡で覗いたらたぶんびっくりするんだろうな。でも、それこそ自然派!

 ということで、また行く予定。


木のたもとで煮炊きしてます。

木のたもとで煮炊きしてます。



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