フランス

フランス:パリ

別紙 敦子(べっし あつこ)

氏名=別紙敦子
職業=観光業
居住都市=パリ(フランス)とバルセロナ(スペイン)年間1:2の割合で、行き来しています。

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フランスの子供にとって、歯(乳歯)が抜けると言うことは一大イベントになります。
抜けた歯を、枕の下に入れて寝ると、夜のうちにネズミがやって来て、その歯を持っていくと言われています。
歯の代わりに、お金や宝物を置いて行ってくれるわけですから、子供にとって、とても嬉しいことなのです。

宝物というのは、絵本や小さなオモチャです。
でも、文が書けるようになってくると、自分の欲しいモノを書き ネズミにメッセージを付ける子供もいるので、ちょっと小さなサンタクロースみたいな感じの存在になっている気がします。


 宛名「小さなネズミさんへ」と、○○よりと記されている

宛名「小さなネズミさんへ」と、○○よりと記されている

息子の学校では、学校で歯が取れたとき、保健室に持っていくと、この上の写真のように、ネズミさんへ渡す手紙を準備してくれます。
保健室に、ネズミさん宛ての手紙がコピーして何枚も用意してあるのです。

私は、学校でも、この習慣を当然のごとく受け止めているのに少し驚きました。
最初の1本目の歯は、かわいい夢物語のようで素敵と感じたのですが、これが、全ての乳歯ごととなると…10歳の子供までネズミを待っているのです。

大きく成長していく喜びよりも、物欲が優先してしまうようで、ちょっと気になります。

日本に滞在しているときにも、息子の歯が抜けました。
息子は、少し疑問に思いつつも同じように、枕元に歯を置いて眠ることにしました。
私は、ちょっと迷いましたが、日本では日本の習慣に合わせることにしました。

息子は、日本ネズミの持っていかなかった歯を、しっかりフランスに持ち帰り、フランスネズミにあげました。
…。





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