エコタイプも登場!まだまだ健在のバジャイ
2015.04.29 up
東南アジア名物でもある三輪タクシー
インドネシア、特に首都ジャカルタでは「バジャイ」と呼ばれる三輪タクシーが今も庶民の足として活躍しています。年配の方なら、ダイハツのミゼットを思い起こすのではないでしょうか。
出荷前の最後のチェックをしています
先日、ジャカルタ近郊にあるバジャイの工場に行ってきました。バジャイはインドから輸入し、この工場で組み立てしジャカルタに出荷しているそうです。その台数1日10~20台。え?まだまだそんなに売れているの?と驚きました。
バジャイの運転席はこんな感じです
インドネシアでは1970年代からバジャイが普及し、現在はLPG(液化石油ガス)を燃料とするエコタイプの青いバジャイが流通しています。昔の排気ガスもくもくのガソリンタイプはオレンジ色で、州政府は青バジャイへの切り替えを推奨していますが、値段も高くなかなか進んでいないと聞きます。
その気になる価格は・・・噂レベルですが、1台約60万円!これは営業許可を得ていない状態で、許可申請等々含めると1台あたり100万円程度になるとのことです。この許可はジャカルタの中でも地域ごとに分かれていて、その地域での営業許可を得るとか。多くの運転手はバジャイを所有しているわけではなく、オーナーから使用料を払って借りているそうです。
こちらが昔ながらのガソリンタイプ
乗車賃は運転手との交渉です。ここが旅行者にはハードルが高いですが、この交渉も含めて旅の楽しみでもあります。私もインドネシアへ来た当初、遠いと思って交渉していた場所に1分ほどで着いてしまい痛い思いをしましたが、それも今となってはいい思い出です。
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