「あ、電池が切れそう!!」、そんな時の強いミカタ
2015.04.27 up
タクシーの助手席のヘッドレストにある液晶画面
いつの頃からでしょうか、上海市内を走るタクシーの助手席のヘッドレストには、タッチパネル式の液晶画面広告が搭載されるようになりました。
イベント情報、企業広告、健康情報、星占い……。多種多様な内容が流れています。
その画面からふと目線を下へやると、何やら見覚えのある穴が。
USB接続で充電ができます
なーんでこんなところにUSB接続口が???
これは2014年冬からサービスが始まった、携帯電話の充電サービス。
3分間無料で充電ができるので、出先で充電ができない場合の緊急措置として利用する人が増えています。
3分間では足りないよ~という場合には……。
さらに続けて充電するには
このサービスを行っている触動傳媒という企業の微信(WeChat※)のページをフォローすることによって入手できる充電パスワードをヘッドレストにある画面に入力することによって時間制限なく充電が可能になります。
友人たちと「『もうちょっと充電したいから、少し遠回りして走って』なんて言う人もいたりしてね」と、冗談を言って笑ったのですが、わざわざどこかへ充電しに行けない時ならあり得る話でもあるような気がします。
今や老若男女問わず携帯電話抜きの生活を考えにくくなっている上海の人々にとって、外出先での電池切れは大打撃。このサービスは電源切れのピンチから救ってくれる強いミカタなのです。
*触動傳媒
http://www.touchmedia.cn/
(※)微信(ウェイシン/WeChat):2011年誕生した中国の無料インスタントメッセンジャーアプリ。
http://www.wechat.com/ja/
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