厳しくなった韓国の「業務上」の贈り物制度
2016.11.23 up
公務員だった主人が退職時に勤務先からもらった商品兼3万ウォン(約2,790円)分
アンニョンハセヨ(こんにちは)。韓国では従来、「業務上の贈り物」が横行していました。職場内の相手同士であったり、保護者から先生へ、といった具合です。
しかし2016年9月28日に通称キムヨンラン法が施行されると、状況は変わってきました。
公務員などが業務関係にある人から飲食接待は3万ウォン(約2,790円)、金券や贈り物は5万ウォン(約4,650円)、慶弔金は10万ウォン(約9,310円)を超えて受け取ることが禁止されたのです。そして法の範囲は、私立学校の職員や芸能マスコミ関係やその配偶者にまで拡大されました。
子どもの退園時に用意したお菓子は、子どもの退園により「業務関係」が解消されたとして、受け取ってもらうことができました
この法律により、主人が退職予定だった我が家は、前例より少ない職場からの「お餞別」となってしまいました。
保育園からはメッセージアプリや公文書で何度も「贈り物は一切受け取れません」と連絡が来ました。何かのついでに先生方にコーヒーや食べ物を持ち込んでいた保護者もいたのですが、玄関に防犯カメラがあることもあり、厳格に守るようになったのでした。
面白いのは韓国の報道によると、今まで公務員等の接待によって潤っていた飲食店が打撃を受けているという報道があったことです。
なんでも時間が経つと元通り・・・という印象のある韓国ですが、果たしてキムヨンラン法はきちんと守られていくのでしょうか。
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