先日、ちょっと驚いたことがありました。保育園から「8月29日に失踪児童探しセンターからの訪問があり、児童迷子防止指紋登録を実施するので欠席・遅刻をしないようにさせてください」という旨のお便りが来たのです。
日本でこのような文書が来たら、「え！指紋なんて言う個人情報を意思確認もせずに？！」という保護者の方が多いのではないでしょうか。しかし我が家の韓国人の主人は慣れたもので「ああ、これは休まないようにしないと」と言うのです。登録しておけば迷子防止に非常に助けとなるからです。国民は一定の年齢に達すると、住民登録と共に指紋登録をすることが義務となっていることも、抵抗感が無い理由のひとつでしょう。
同時に配布された事前調査票には、名前や身長体重のほか「輪郭の形」「あざ」「ほくろ」に加え、マイナンバーの記入欄もありました。

マイナンバーも、韓国では先行実施されています。確かに筆者も個人情報という意味では抵抗感があることを理解しています。しかし実際には、便利なこともあります。マイナンバーでデータ管理されているおかげで、保険証を持ち歩く必要がありません。どの病院に行っても、初診でも、「あ、今日は保険証持ってきていないから自費だ！」「あ！これは期限が切れている！」「月初めだから保険証提示しなければならない」ということがないのです。

ちなみに韓国国民に与えられるマイナンバーは「住民登録番号」で、外国人にも「外国人登録番号」が与えられています。

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