メキシコ

メキシコ:グアダラハラ

龍崎 節子(りゅうざき せつこ)

職業…民芸品輸出、撮影コーディネート、通訳翻訳
居住都市…グアダラハラ(メキシコ・ハリスコ州)

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現地時間19日昼すぎに発生したメキシコの大地震による被害者は220人を超え、倒壊家屋も44棟と発表がありました。
 
 ペニャニエト大統領は発生から数時間後の当日夜に現地入りし、倒壊した4階建の学校を訪れています。
 
 発生直後から市民たちの素手による救出、救助活動が行われています。もちろん、消防隊や軍隊も続々と到着していますが、できることはどんどん自発的に行うメキシコ人。こういう時の一致団結の強さには胸が熱くなります。


現場を訪れたペニャニエト大統領(現地テレビの映像より)

現場を訪れたペニャニエト大統領(現地テレビの映像より)

 崩壊した建物内に入り込み、救助活動する際に時折、先頭の方が拳を高く頭上に掲げ、後方に向け「静かに」と合図を送ります。作業に当たっているその場の多くの人が同じように拳を掲げて、より多くの人々にそれを伝えています。

 倒壊した建物の壁にも赤いペンキで「静かに」と大きく書かれています。建物内部に取り残された人たち、子どもたちのわずかな声を聞き逃さないため。何百という多くの人々が粉じんにまみれ瓦礫(がれき)をバケツリレーで撤去しているのに、その物音しかせず、誰一人口を開くものはいません。

 しゃべっていないと落ち着かないメキシコ人が、一言もしゃべらずに黙々と作業をしている姿には胸が熱くなります。


拳を掲げて静寂を促しています(現地テレビの映像より)

拳を掲げて静寂を促しています(現地テレビの映像より)

 男性たちは瓦礫のバケツリレーを、女性たちは救援物資のバケツリレーを、お年寄りたちはまとめて近所の子どもたちを見ている。しっかりと自発的に役割分担ができている様子です。

 フェイスブックやツイッターなどのSNSでは、被災地の中からも「家が壊れて寝る場所のない方、わが家の部屋を貸します」「わが家にて何人分の食事を無償で提供しています」などの情報が飛び交い、助け合いの様子が分かります。

 被災地から約460キロ離れたグアダラハラを見下ろす丘にある、大きな国旗掲揚台には、朝から半旗が掲げられ、犠牲者に哀悼の意を表していました。


半旗となったメキシコ国旗

半旗となったメキシコ国旗



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