メキシコ

メキシコ:グアダラハラ

龍崎 節子(りゅうざき せつこ)

職業…民芸品輸出、撮影コーディネート、通訳翻訳
居住都市…グアダラハラ(メキシコ・ハリスコ州)

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 それまでほぼ毎年だった一時帰国でしたが、新型コロナウイルスによる世界的な混乱や、私自身の生活スタイルの変化などもあり、今回6年ぶりに日本に帰ることができました。たった2週間半ではありましたが、それでも毎日体験する日本の変化に驚いていました。


 まず一番に驚いたのはトイレ。

 日本滞在中、公共機関や店舗、各宿泊施設や複合施設などざっと見て40カ所のトイレを使う機会がありました。

 その中で温水洗浄便座がついていなかったのは、たった1カ所のみ。シンプルな洗浄機能のものから、音が出たりあれやこれやボタンがついた高度なものまでいろいろありましたが、それでも1か所を除いてすべてについていました。

 みなさん温水洗浄便座発祥の日本に住んでいらっしゃるとその存在は珍しくないのでしょうが、そうでない国から来るとびっくりな事態です。

 メキシコ(やその他の多くの国)からやってくると、家の外で入るトイレの、
1 鍵がかかる
2 紙がある
3 汚れていない
4 ちゃんと水が流れる
5 便座シート(U型やO型の)があって、壊れていない

ことが=「きちんとしている」と感動するのです。


日本のトイレの綺麗さは世界に誇れます

日本のトイレの綺麗さは世界に誇れます

 その上、それプラスの機能(温水洗浄便座、音消し機能、便座消毒剤、予備の紙など)があるだけで「ここは豪邸のおトイレか」と驚いてしまうのです。しかも無料!(メキシコでは多くの場所で数十円程度の使用料がかかります)

 そして、そういった付属設備が置けるのも日本という国の特徴なのかもしれません。

 安全、治安の面で、たとえば私の暮らすメキシコの各種施設のトイレにそのような付属品を設置したら、残念なことではありますが数日と持たずに盗まれてしまうのは目に見えています。日本でも過去に盗難は発生しているようではありますが、防止策も数多くあるようです。


 清潔さに関しても、公共のトイレをきれいに使うことが当たり前で、小学校からそのように教育されている日本では大した汚れやゴミの散乱は見当たりませんでした。

 これも、国民性の違いなのでしょう。嬉しいことですし、世界に広めたいと思うことの一つです。



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