オランダ

オランダ:アムステルダム

フリードリヒス カオル

職業…フリーライター

居住都市…アムステルダム市(オランダ)

前の月へ

2024.4

次の月へ
S M T W T F S
 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30     

 クリスマスといえば、欧米の祝日の中でもっとも盛大なイベントでしょう。特にヨーロッパでは、気温が氷点下前後まで下がり暗い日が続くため、人びとは家の中にこもりがち。それでも、多くの人たちはクリスマス前の数週間に開催される、市町村あげてのマーケットに出かけることを楽しみにしています。


洞窟の中で開催されるマーケット。(画像提供:NUnl)

洞窟の中で開催されるマーケット。(画像提供:NUnl)

 クリスマス・マーケットといえば、雪が降る中、人びとが町中を歩きながら・・・というイメージを持つ方も多いでしょう。しかし今回紹介するのは、オランダの『洞窟』内で行われるクリスマス・マーケットです。オランダの南部・リンブルフ州にあるファーケンブルグという街は、11月から『クリスマスの街』に変貌します。


ツリーの飾りがたくさん並んでいる。(画像提供:Limburg1)

ツリーの飾りがたくさん並んでいる。(画像提供:Limburg1)

 街中のほぼ全域が、クリスマスそのものの雰囲気に包まれますが、その中でも目玉はこの『洞窟内のクリスマス・マーケット』でしょう。洞窟というくらいですから、内部は暗め。サンタクロースの蝋人形や聖人の壁画など、いかにもクリスマスらしい飾りつけがなされた洞窟内を歩きながら、もみの木に飾るためのオーナメントやデコレーション、その他クリスマス関連のショッピングもできます。


 洞窟内はかなり広く、そして長いのでマーケットを開催するのにもぴったり。内部が暗いので、ライトアップされるとさらに幻想的です。ショッピングをするより、雰囲気を楽しみたくてやってきた、という訪問者が多いのにもうなずけます。


街全体もクリスマス・マーケットで埋め尽くされる。

街全体もクリスマス・マーケットで埋め尽くされる。

 ファーケンブルグのクリスマス・マーケットは11月から開催されていますが、12月20日すぎになると、やはり人出が多くなり、まさにクリスマスを待つ街、といった感じになってきます。クリスマス・イブ(12月24日)とクリスマス当日には、いろいろな催し物も開催されます。寒い冬を少しでも楽しく、明るい気分で過ごすためのマーケット、ともいえるかもしれません。


レポーター「フリードリヒス カオル」の最近の記事

「オランダ」の他の記事

0 - Comments

Add your comments

サイト内検索

Name(required)

Mail(will not be published)

Website

Archives