ブラジル

ブラジル:サンパウロ

日下野 良武(くさかの よしたけ)

◎職業;ジャーナリスト、ブラジル文化研究家
◎居住都市;サンパウロ市(ブラジル国)

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サンパウロ市の東洋街では年末、こんな餅つき風景も

サンパウロ市の東洋街では年末、こんな餅つき風景も

 令和元年も間もなく終わり。日本とは反対に、年末年始のブラジルは日中30度を超える夏を迎える。一般国民はクリスマスイブに各家庭でごちそうを作り、深夜までだんらん。元旦には花火を打ち上げ、華々しく新年を祝う。では、日系社会の人たちの過ごし方はどうか。


 東洋街の地下鉄駅前の広場で年末に「東洋祭り」が開かれる。約10万人が見物に来る年中行事の一つだ。今年は51回目を数え、12月7、8日に200キロのケーキ、大みそかには日系社会の代表者が交替で餅をつき無料で配る。近年はブラジル人が餅を目当てに行列をつくる。その数約5000人。日本の食文化が浸透している証拠だ。日系人の中には、今も雑煮や酢の物など正月料理を作る家庭もある。非日系ブラジル人と結ばれるのが加速度的に進む現代、日本食は一般家庭に定着した。


 日系人オーナーの「ブルーツリーホテル」では1月1日におせち料理を用意する。広報担当の内村明美さんは「昭和、平成、令和にも受け継がれている日本の歌を聴きながら、おせち料理を楽しんでいただきたい」と語る。食費は1人当たり250レアル(約7500円)。毎年の参加者には駐在員家族が目立つ。


 ブラジル北海道協会では忘年会は行わず、新年会を1月12日に開く。毎年約200人が集う。ブラジル日本文化福祉協会は1月3日夜に新年会を開く。日本の唱歌「一月一日」を合唱し、日本酒などが振る舞われる。参加は約800人。

 家族第一主義のブラジル人、バスや車で父母が住む地域へ出かける人も多い。外国在住の家族が一堂に会する時でもある。毎年、サンパウロ、リオの空港や長距離バスターミナルは大混雑だ。


 来年は東京五輪開催の年。もちろん、ブラジルからも選手団や観光客が大勢日本を訪れるだろう。成功を祈りたい。皆さん、良いお年をお迎えください。


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