メキシコ

メキシコ:グアダラハラ

龍崎 節子(りゅうざき せつこ)

職業…民芸品輸出、撮影コーディネート、通訳翻訳
居住都市…グアダラハラ(メキシコ・ハリスコ州)

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 グアダラハラの西側に広がる「Bosque de la primavera プリマヴェラ森林公園」では毎年、乾季も後半になる3月から度々山火事が起こり問題となっています。
 特に今回、4月10日頃から発生した火事はその規模が大きく、ハリスコ州だけではなく隣接するナヤリ州、サカテカス州などにも煙害が及ぶとして警戒警報が出されるほど。13日の土曜日には消防や軍隊など1000人余りを動員、ヘリコプターなども出動して消化活動が行われました。これにより、現在はほぼ鎮火に向かっているとのこと。


約35km離れた自宅からの恐ろしい景色

約35km離れた自宅からの恐ろしい景色

 3万ヘクタールの森林を要するこのプリマヴェラ公園には、プーマや鹿などをはじめとする多くの野生生物が生息しており、毎年の山火事で犠牲になっていることも問題視されています。
 
 なぜ、この山火事が毎年繰り返されるのか。
 住宅地に近い部分ではゴミの不法投棄が続き、さらに無責任な業者はそれを隠遁するために火をつけて焼き消そうとしています。その火が、予想以上に大きくなり周辺の乾ききった樹木にも燃え移り、山に広がって行くわけです。
 また、宅地開発で買収された部分の「開墾のため」、業者が経費をかけたくないので焼き払ってしまおうと火をつける人災的要因も数多く見られるようです。


 火事が大きくなった12日、現場から約35km離れた自宅からその方向を見ると、そこからの煙がグアダラハラの街全体を覆い、まだ夕刻には早い時間なのに太陽の光を遮断していました。

 緑を守り住環境を向上させたい自然保護団体からの提案で、雨季が始まる6月から7月にかけて、山火事被害のあった場所に植樹をしようというイベントも計画されています。

 大気汚染の原因の一つでもある火事、大規模火災。
 住民一人ひとりの意識と、企業の責任、地方行政の努力が問われる毎年の出来事とも言えます。




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