ブラジル

ブラジル:サンパウロ

日下野 良武(くさかの よしたけ)

◎職業;ジャーナリスト、ブラジル文化研究家
◎居住都市;サンパウロ市(ブラジル国)

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リベルダーデ広場に面する中国人経営の雑貨店

リベルダーデ広場に面する中国人経営の雑貨店

 これまで中国人経営の雑貨販売店はサンパウロ市ビジネス街の「5月23日通り」に集中していたが、市内の各区域に広がり始めている。近い将来、同市の東洋街も中国人が大半を占める町になりそうだ。


地下鉄「ジャパン リベルダーデ」駅のホーム

地下鉄「ジャパン リベルダーデ」駅のホーム

 現在、東洋街にある地下鉄の「Japão Liberdade」の旧称は「Liberdade」(自由)だった。同街で商業を営む日系人らが地下鉄公社(サンパウロ州政府管轄)に働き掛け、2年前に「Japão」(日本)の追加記入が実現した。中国人に東洋街の主導権を握られないようとの願いからである。しかし、その近辺でも中国人が日本人経営の店を買収し始めた。
 中国人経営の店は飲食が中心で、近年はビルの1階に従業員1~2人のウナギの寝床のような電池、スマホ、眼鏡などを売る店が増えている。経営者は50代以下の若い中国人で、従業員のほとんどはブラジル人だ。5年ほどの間に著しく増加した。


リベルダーデ広場に面する中国人経営の雑貨店

リベルダーデ広場に面する中国人経営の雑貨店

 ブラジルに住む中国人の数は50万人を超えたようだ。しかも若者が多い。当局に申請すれば、不法入国でもこの国で生まれた子にはブラジル国籍が与えられる。当然、親には扶養義務があり、永住権が下付され、市民権も取得できる。外国に住む中国人はたくましい。


 ブラジル人に東洋系人の国別は分かるのだろうか。日本料理店で3年、現在は中国人経営の雑貨店で働く非日系ブラジル人のダニエラさん(25)は「日本人は温厚で笑顔。中国人は大声で話し、男性は道端で片手をポケットに突っ込み、タバコをふかす。台湾系は話し方がゆっくりで物静か。態度や話し方ですぐ分かる」と、笑いながら話す。


 東洋街の夜に輝く鈴蘭灯はスズランではなく、ちょうちんを模して造ったという。当地の新聞記事で知った。日本、中国、韓国系が一つになり、協力し合う動きは見られない。お互いを理解し合い、ちょうちんの下で仲良くなってほしいものだが…。


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タグ:サンパウロ

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