オランダ

オランダ:アムステルダム

カオル フリードリヒス

職業…フリーライター

居住都市…アムステルダム市(オランダ)

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オランダ人は、他国人たちから「ケチな国民」だと揶揄されることが多いのですが、オランダ人自身からいわせれば、「ケチではな非く、倹約家なのだ!」になるようです。実際、一般オランダ人は無駄を省きたがる国民で、衣食住にかかる生活費も、リサイクルなどを多用してとことん安く済ませるすべを身に着けています。


その反面、大量生産製品ではなく、こだわり商品にも関心が高く、たとえば各地の地元(ローカル)製品を購入するためには惜しまず出費をするような面もありました。


おしゃれな雰囲気の内装で人気があるMarqt。(画像提供:Franknieuws)

おしゃれな雰囲気の内装で人気があるMarqt。(画像提供:Franknieuws)

そのため、こうした地元特産のローカル製品や、エコを意識したオーガニックな生産物を取り揃えスーパーも、人気が高かったのです。その大手が、マルクト(Marqt)と呼ばれる自然派スーパーで。ところが、国全体の「景気がいい」と言われているにもかかわらず、このスーパーの経営は不振で全国で展開する数店舗の閉店が検討されているということです。


創立は今から11年前というこのスーパーはもともと、オランダ最大手スーパーの従業員たちが、経営陣となって開業しました。大衆用ではなく、地元直送の生産物を売る主旨の下、自然で健康に良いとされるオーガニック製品を取り扱ってきました。こういった商品は、製造過程において手がかかっていることもあり、値段は一般商品と比較すれば高めです。そのため、どちらかといえばターゲットは富裕層の人たちでした。


地元農家から直送製品も多く並ぶ。(画像提供:Twitter)

地元農家から直送製品も多く並ぶ。(画像提供:Twitter)

しかし、富裕層とて、生活必需品のすべてをこのスーパーで揃えるか?といえば、そんなことはなかったようです。特別な商品を贈答用にするとか、ちょっとしたお祝い事のために、何かを購入するときには便利だったスーパーですが、今後は、どのような成り行きになるのでしょうか。最大手スーパーに買収される線が濃厚だということですが、ローカル・ビジネス業界からは、残念がる声があがっています。


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