スイス

スイス:フリブール

小島 瑞生(こじま みずき)

職業…公務員
居住都市…フリブール(スイス)

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1番に目を引くチョコファウンテンが、お出迎え。

1番に目を引くチョコファウンテンが、お出迎え。

 このコロナ禍ですが、2020年9月13日に新しくオープンした、チョコレートの博物館があります。それは、スイスの老舗チョコレートブランドの一つで、日本でも専門店やカフェなどを展開している、リンツ社(Lindt)のチョコミュージアム。

 この国には、美味しくて世界的に有名なチョコレートの会社が多いので、その分チョコレート博物館も多くあります。今回オープンしたリンツミュージアムは、スイスの中でも一番規模が大きいのだそう。

 クリスマス直前に、たまたまこのミュージアムに立ち寄る機会があったので、訪れてみました。


ミュージアムでは、チョコレートの歴史が、スイスの歴史と共に紹介されています。

ミュージアムでは、チョコレートの歴史が、スイスの歴史と共に紹介されています。

 チューリヒ中央駅から、ローカル列車に15分ほど揺られた後、キルヒベルク駅(Kilchberg)で下車。そこから10分ほど歩いていくと、やがて前方に茶色&白色の大きな建物が見え、さらに建物に近づいていくと、今度はチョコの甘い香りがふんわりと漂ってきます。

 ミュージアムのエントランスに足を踏み入れると、真っ白な内装、そしてその中央部にはでーん、と大きなチョコレートファウンテンが。このミュージアムのハイライトで、高さが9メートルもあり、世界一の高さなのだとか。上から流れるチョコレートは勿論ホンモノ。

 上から降り注ぐチョコレートで体洗えそう――。

 平日であったこと、現在のコロナ禍といった状況のためか、混雑どころかがらーんとしており、かなり閑散とした雰囲気。1階部分には、入場料を払うカウンターの他、カフェやショップ、荷物や上着を無料で預けられるロッカールーム、そしてリンツの紹介ビデオを見ることができるオーディトリアムなどがあります。


この部屋でダークチョコ、ミルクチョコ、ホワイトチョコのフォンデュが味見できます。濃厚でクリーミー!

この部屋でダークチョコ、ミルクチョコ、ホワイトチョコのフォンデュが味見できます。濃厚でクリーミー!

 リンツのミュージアムは2階ということで、上階へ。『チョコレートツアー』と書かれた入り口で、もらった入場券をスキャンすると、ゲートが開きいよいよミュージアム内へ入ります。

 今まで訪れたことがある、他のチョコレート博物館とテーマやコンセプトは似ており、チョコレートの材料がどこから、どのように来て、どういう過程を経て美味しいチョコレートができるのか、といった展開になっています。


ツアーの終わりには、リンツの人気商品の一つリンドールが、食べ放題!

ツアーの終わりには、リンツの人気商品の一つリンドールが、食べ放題!

 リンツミュージアムは広々としていて、チョコレートの歴史にしても、自社製品のことだけではなく、チョコレートそのものの歴史から紹介されていたり、スイスの紹介などもあったりと、なかなか色々と勉強になります。

 さらに進んでいくと、チョコフォンデュの部屋があって、そこで3種類のチョコレートフォンデュを味見できたり、リンツチョコの味見が好きなだけできるコーナーもあったりで、テンションもあがる体験でした。


ミュージアム内にはカフェや、大きなショップも。

ミュージアム内にはカフェや、大きなショップも。

◆リンツチョコミュージアム(LINDT HOME OF CHOCOLATE)◆

・住所/ Schokoladenplatz 1, 8802 Kilchberg, Switzerland
・ウェブサイト/ https://www.lindt-home-of-chocolate.com/en/ 
・料金/大人15スイスフラン 16歳までの学生13スイスフラン 子ども(8歳~15歳)10スイスフラン 7歳以下は無料
・開館時間(スイスの新型コロナ感染防止措置に対応。変更の可能性あり)
月曜日~土曜日の午前10時から午後6時まで(入場は閉館の1時間前まで)。休館日はウェブサイトを参考のこと。


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