ブラジル

ブラジル:サンパウロ

日下野 良武(くさかの よしたけ)

◎職業;ジャーナリスト、ブラジル文化研究家
◎居住都市;サンパウロ市(ブラジル国)

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ブラジルでマスク姿は見られない(サンパウロ市のパウリスタ大通り)

ブラジルでマスク姿は見られない(サンパウロ市のパウリスタ大通り)

 中国の武漢市に発した新型肺炎の拡散が止まらない。ブラジルでも中国からの帰国者の中に「感染疑いは16人」と現地マスコミが報道していた。しかし、当地時間2月6日午前時点で「すべての人の疑いは晴れた」(現地テレビ報道)ようで、まずは一安心だ。


サンパウロ市の動物園で

サンパウロ市の動物園で

 ブラジル人は東洋人とは異なり、マスク着用で外出するのを嫌う。サンパウロ市内のパウリスタ大通りへ行った。通行中のサンドラ・サボヤさん(33)=英語教師=に使用について聞いた。「マスク姿で歩くと、病気と疑われるのでイヤ。呼吸系疾患に最も効果的だとは思っていない」。ロベルト・バストスさん(25)=学生=も「咳をすれば菌はマスクを通して飛び散るよ。私は帰宅後に手を洗い、うがいする」そうだ。


 また、ブラジルではあいさつのときに、まず握手するのが礼儀。親しい人と会ったら抱き合い、近距離で言葉を交わす。さらに、軽く頬と頬を寄せ合うこともしばしば。中には、唇を頬に軽く付ける行為を左右2度の女性もいる。こんな通常の生活では、マスクをしているといちいち外さなければならないので面倒だ。この文化が影響しているのかもしれない。


 サンパウロ市中心街の地下鉄駅の前を通ったとき、パンフレット配りの中年男性から「ニーハオ」とあいさつされた。一昔前までは「コンニチワ」だった。非日系ブラジル人からは、東アジア系の顔立ちだと皆、同じに見えるのだろう。この国では今や日本人ではなく、中国人がその代表になろうとしている。日本人がマスクをしていたら、中国人と間違えられかねない。


 南半球のブラジルは今夏真っ盛り。外出者のほとんどは半袖姿だ。新型肺炎の拡大がないのは、気候がプラスしているのかもしれない。厳冬を避けて、欧米からの多くの観光客が海水浴を楽しむ。今月末にはカーニバル。マスク姿が見られるか注視したい。


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