ブラジル

ブラジル:サンパウロ

日下野 良武(くさかの よしたけ)

◎職業;ジャーナリスト、ブラジル文化研究家
◎居住都市;サンパウロ市(ブラジル国)

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東洋街のガルボン・ブエノ通りは人影もまばら(3月末)

東洋街のガルボン・ブエノ通りは人影もまばら(3月末)

 拡散一途のブラジルの新型コロナウイルス感染者と死者数。4月4日までの全ブラジルの感染者は1万人を突破、死者は448人と急増中だ。特に、サンパウロやリオなどの大都会では路上生活者や貧困者居住地区で著しい。


 新型コロナウイルスまん延で、サンパウロ市の東洋街も閑散としている。メイン通りのガルボン・ブエノ通りで健康食品販売店を経営する村山正人さん(76)は「店は締めたままです。日中、生鮮食料品店が空いているだけ。いつものように多くの人通りがなく寂しい。店を開けて22年になるが、こんなことは初めて」と語る。東洋街から車で15分の「ブラジル日本語センター」の職員はテレワークに入っており、関係する筆者も先週初めから家にこもりっきりだ。


 当地のテレビ報道によると、サンパウロ市最大の「アニエンビ―」イベント会場では病床を急ピッチで建設中。また、リオにあるカーニバル会場のサンボードロモに仮設の診療所が完成。観客20万人収容の世界一といわれるマラカナンサッカー場にも、施設が造られ始めた。特に、貧困層の診療に充てられる。


 米国では海軍所属の病院船がニューヨークとロスで活動し始めたという。長年、メール交換している元海上自衛隊勤務の東郷行紀さん(69)=日本在住=は筆者の友人。練習艦隊司令官として04年にブラジルを訪問している。東郷さんによると、「日本での病院船建造には反対です。維持が大変。陸と船のアクセスも悪く往復が困難」という。サントス港ではコスタクルーズの大型客船が停泊中だが、乗船客が下船できない状態が続く。


 現時点で、サンパウロ市内の日系社会団体で感染が広がっている話は聞かない。3月に入ってイベントの延期や中止など、いち早く対処したのが功を奏したと思われる。今月半ばまでは自宅待機を強いられそうだ。


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タグ:サンパウロ

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