メキシコ

メキシコ:グアダラハラ

龍崎 節子(りゅうざき せつこ)

職業…民芸品輸出、撮影コーディネート、通訳翻訳
居住都市…グアダラハラ(メキシコ・ハリスコ州)

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 メキシコのCOVID-19は、緩やかですが感染スピードも落ちて来ており、全国的に経済活動、市民生活の「自粛緩和」が6月1日からされることになりました。

 そんな中、それでも経済活動の再開の最後となる「レクリエーション、エンターテイメント」分野は当面、再開の見通しが立っていません。


 メキシコの家族にとって、都会であれ郊外であれ、年に数回やってくる「サーカス団」は楽しみの一つ。小さな子供がいれば尚更、華やかで賑やかなサーカスがやってくるのは待ち遠しくてならない行事。

 ですが当然、「3密」のサーカス。
 COVID-19の外出自粛、経済活動制限の中では真っ先に営業停止になった分野でもあり、自宅近くの開催地では営業もできず行き場も失ったサーカス団のトラックがたくさん停泊していました。
 何十人もいる団員たちはどうしているのだろう。


派手なピエロペイントの車で野菜販売

派手なピエロペイントの車で野菜販売

 そこに、「サーカス団が皆様のお宅まで、新鮮な果物と野菜を持ってまいりました!」とアナウンスをしながら彼らの車がやって来ました。
 サーカスの営業広報車がサーカスの告知さながら、車載している野菜果物の名前を連呼。バンの後ろにすでに定量に袋詰めされた野菜、果物たちが乗せられています。
 
 試しにズッキーニとオレンジを買ってみましたが、値段は近隣の生鮮食品店より1割程度高めですが、見た感じ新鮮さに問題はなさそうです。


隣のラウラも「楽できた」と大喜び

隣のラウラも「楽できた」と大喜び

 もちろん、これまでにも野菜果物の移動販売車は来ていましたが、サーカス団を応援するためにも、と地域住民たちも少しずつ購入しています。



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