ブラジル

ブラジル:サンパウロ

日下野 良武(くさかの よしたけ)

◎職業;ジャーナリスト、ブラジル文化研究家
◎居住都市;サンパウロ市(ブラジル国)

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 止まらない、ブラジルでの新型コロナウイルスの感染拡大。その中でブラジルに住む道産子はどうしているのか。電話取材した。


毎年8月恒例の「ラーメン祭り」。今年は中止に(2017年)

毎年8月恒例の「ラーメン祭り」。今年は中止に(2017年)

 ブラジル北海道協会の大沼宣信会長(72)=実父が増毛町出身の2世=は「ほぼ自宅待機の毎日で、朝食が終わると、昼食や夕食の準備が続き、石狩鍋などを作る」と笑う。「今年前半の協会のイベントが皆中止になり、がっかり。いつ収まるのか見当が付かない」。「これから1年間は無理でしょう。十勝の皆さんによろしく」とのメッセージを忘れなかった。

 音更町出身で同協会副会長の馬場光男さん(81)は「高齢だから一歩も外出していません。買い物は娘に頼みます。家族をはじめ、パラナ州とサンパウロ市内に住む2人のいとこも元気」。また、「5月の北海道祭りや8月のラーメン祭りは中止、11月のカラオケ大会も駄目ですね」。続けて、「十勝生まれは簡単にへばらない」と呵々大笑。声に張りがあった。


 サンパウロ市から北東へ1300?。人口約7万人の町で、年間2万?のバナナを生産する山田勇次さん(72)も音更町出身だ。「元気でいますのでご安心ください。都会からトラックが来るので、会社には時々出社です。日本で奇跡的に感染が止まっているのは、帰宅すれば靴を脱ぎ、熱いものを食べるからではないでしょうか」と冗舌だった。


 サンパウロ市で社員20人の医療機器輸入会社を経営する板垣勝秀さん(72)=根室市出身=は「40年近くブラジルに住んで事業を営んでいるが、こんな経験は初めて。でも、会社の扱い品目の関係上、休むわけにはいかず、ほぼ毎日出社です。売り上げは7割減、運賃の4倍高騰に頭が痛い。さらに通貨レアルが対ドルで暴落。当分は我慢の毎日」と話す。


 コロナ禍の中であっても、道産子の声には力強さが感じられた。しばらくの間は忍の一字だろう。


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