ブラジル

ブラジル:サンパウロ

日下野 良武(くさかの よしたけ)

◎職業;ジャーナリスト、ブラジル文化研究家
◎居住都市;サンパウロ市(ブラジル国)

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 6月末、新型コロナウイルスによるブラジル全国の感染者は120万人、死者は5万人を突破した。犠牲者の約70%が60歳以上では外出できない毎日だ。災禍の中、筆者はどんな毎日を送っているのか、ご紹介したい。


自宅前の公園を小走りで5〜10周し、運動不足を補っている

自宅前の公園を小走りで5〜10周し、運動不足を補っている

 今、当地は日本と反対に冬。とはいえ、標高800?のサンパウロ市は年中温暖で、昼過ぎに20℃超える日もある。
 住宅街の拙宅の前に周囲約300?の公園があり、誰もいない朝5時に小走りで5~10周して運動不足を補う。マスクを着け、野球帽をかぶり、眼鏡を掛けて運動着姿だ。帰宅後、スニーカーをアルコールで消毒。うがいをして、両手と顔はせっけんで丹念に洗う。


 わが家から車で15分の中心街に住む息子夫婦が、週末に買い物を手伝う。また、女房の姉や妹家族が隣や近所に住み、おいやめいも手作り料理を届けてくれる。この時、「自分は周りの人たちのお世話で生きている」の思いを心に強く実感する。しかし、会った時にお互い握手や抱擁ができず、離れて手を振るだけ。寂しい思いにかられる。


 外出自粛の毎日だから、食事は自宅での手料理が多くなる。ブラジル生まれの女房だけでなく、私もたまには作る。和食が中心で、得意は野菜たっぷりのみそ汁。大きめに切って入れればすぐ出来上がり、簡単だ。
 当地では日本食材に事欠かない。日本米をはじめ、キュウリ、カボチャ、ホウレンソウ。豆腐、納豆、紅ショウガ。山芋、ニガウリ、みそ、しょうゆなど。移民先輩に感謝の日々だ。


 会議はすべてテレビ画面。相手の顔は見えるが、直接会って話すときの「気」が感じられない。また、一人ひとりの表情はうかがえても、全体を見渡せないのがもどかしい。
 夜はテレビを見て過ごす。ニュースはコロナ関連ばかりで気が滅入る。終息後には帯広市を訪ね、十勝川温泉で数日ゆっくり過ごすことを夢見ている。


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