メキシコ

メキシコ:グアダラハラ

龍崎 節子(りゅうざき せつこ)

職業…民芸品輸出、撮影コーディネート、通訳翻訳
居住都市…グアダラハラ(メキシコ・ハリスコ州)

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 紅茶探しで入り込んだ「お茶売り場」には、想像以上に豊かなバリエーションがありました。

 お目当ての「シンプルな紅茶」は残念ながら選択肢がほとんどなかったのですが、それ以外の「フレーバーティ」が数多くあることには、よくもまあこれだけの組み合わせを考えたものだと驚きました。


種類が豊富なフレーバーティー

種類が豊富なフレーバーティー

 一つのメーカーから、10数種類もの違う組み合わせのお茶が並べられており、パッケージにはその組み合わせの名前がわかりやすく書いてあります。

 ショウガとレモン
 ショウガとウコンとシナモン
 リンゴとクランベリー
 緑茶とマンゴー
 緑茶とラズベリー
 カモミールとミントなどなど

 どれも、ちょっとおしゃれなカフェのメニューのようです。


 緑茶ベースやショウガベースのお茶は、健康志向の人向けのようです。シナモンやスパイス類も一緒にしたチャイのティーバッグはおしゃれな若者たちが好んで飲んでいるとのこと。

 緑茶だけのティーバッグも、各スーパーのお茶コーナーでここ数年よく見かけるようになった商品で、確実に健康志向の人がアジアのお茶に目を向けて生きていることがわかります。
 
 ただし。緑茶と言っても日本人のように飲むわけではなく、ステビアなどの甘味類や砂糖を加えたり、当たり前のようにミルクやレモンを加えるなどしてメキシコ流、欧米流に飲まれています。


緑茶のみの商品も出てきました

緑茶のみの商品も出てきました

 日本ではおしゃれなハーブティがこちらでは日常的な半面、日本で日ごろから飲まれている緑茶もこちらではおしゃれで高級な「新しい飲み物」とされています。

 これまで炭酸飲料か果物をミキサーにかけて水で薄めた(そして砂糖たっぷり)飲み物ぐらいしかなかったメキシコですが、少しずつ健康志向の商品、嗜好(しこう)品に目が向いてきているようにも思います。

 いつか、緑茶を「砂糖もミルクも入れずにストレートで」飲んでいただける日が来ることを願っています。



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