スイス

スイス:フリブール

小島 瑞生(こじま みずき)

職業…公務員
居住都市…フリブール(スイス)

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ドイツ語圏のパン店の棚に並ぶ王冠付きドライケーニヒスクーヘン

ドイツ語圏のパン店の棚に並ぶ王冠付きドライケーニヒスクーヘン

 日本ではクリスマスが過ぎると、一晩で正月飾りに変身するのですが、正月がクリスマスの延長扱いになる国々では、大みそかも新年もクリスマスのおまけです。

 クリスマスツリーや飾りなどが全部片付けられ、公式にクリスマスが終了!となるのは、1月6日の東方三博士の日とかエピファニー(ドイツ語 Dreikönigstag/フランス語 Épiphanie)と呼ばれる日。

 地域や国によって、この日の祝い方は様々ですが、スイスでこの日伝統的に食されるのが、ドライケーニヒスクーヘンやガレット・デ・ロワです。ドイツ語圏では、圧倒的に菓子パン系のドライケーニヒスクーヘンが食べられているようで、ドイツ語圏チューリヒに住んでいた、フランス人の知人は「フランス風のアーモンドペーストが入ったガレットの方が食べたいのに、チューリヒでは菓子パンしか売ってない!」と嘆いていました。


フランス語圏で主に食されるガレット・デ・ロワ。アーモンドペーストで、中には小さな人形が。

フランス語圏で主に食されるガレット・デ・ロワ。アーモンドペーストで、中には小さな人形が。

 フランス語圏では両方とも買えることが多いですが、ドイツ語圏でガレット・デ・ロワはあまり販売されていないようで、見つけるのが大変です。

 さて、この焼き菓子の中には小さな人形が入っており、それが入った一切れをゲットした人は、その日1日王様になれるのだそう(笑)。そのため、ガレット・デ・ロワやドライケーニヒスクーヘンを購入したら、王様の冠ももれなくついてきます。「1日王様」になったら、その日は家事をしなくていいのだとか。

 1日楽できる、というくだりは、昔はクリスマスや年末年始の家事が、今以上に大変であったからなのでしょう。英国やアイルランドなどでも、地域によって1月6日は「Little Christmas(リトル・クリスマス)」とも呼ばれ、クリスマスの期間ごちそうの支度やその他諸々の家事で大忙しだった女性たちをねぎらう日となっています。この日、女性たちは家事から解放され、パブなどに飲みに行ったり、遊びに行ったりし、その間に男性と子どもが家事をすることになっているのだそう(笑)。

 去年一年から引き続き、クリスマスが終わっても、新年がまた始まっても、まだまだ大変な日々が当分続きそうですが、2021年も皆さまにとって、希望持てる1年となりますように。





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