ブラジル

ブラジル:サンパウロ

日下野 良武(くさかの よしたけ)

◎職業;ジャーナリスト、ブラジル文化研究家
◎居住都市;サンパウロ市(ブラジル国)

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カーニバルはやはりリオが最も豪華絢爛

カーニバルはやはりリオが最も豪華絢爛

 毎年2月から3月にかけてブラジル全土で催されるカーニバルは、ブラジル最大のお祭りだ。ところが今年はサンパウロとリオデジャネイロ(以下、リオ)両州で初めて中止となり、楽しみにしていた国民はがっかり。原因は、全国にまん延し、今も衰えを見せない新型コロナ禍だ。


 カーニバル休日は2月16日だけ。しかし、前週の土曜日から次週の火曜日にかけての4日間は“慣例連休”となる。仕事をしろ、と言っても誰も会社には行かない。リオ州だけは条例で1日(16日)だけを休みに制定、その他の州は任意の休日で法律上の休日ではない。外出の機会が増え、感染がさらに広がるのを各州政府は心配していた。


 カーニバルはリオで催される豪華絢爛(けんらん)のディスフィーレ(山車の行列)が有名だが、国内各地域の体育館、広場、クラブ、街路での踊りも盛大で一見の価値はある。酒を飲みながら大声を出したり、歌ったり、踊ったり、好きな人ができたりで、時にはけんかに進展する場合もある。年に一度の憂さ晴らしの祭りは国民の最大の関心事。日本とは反対に真夏なので、浜辺や街路で踊る若者は水着姿にレイを首から掛ける程度の軽装だ。


 最大規模はもちろん、リオの祭典。欧米からのクルーズ船がこの期間中に集中してやって来る。過去、日本からも「飛鳥?」や「にっぽん丸」「ぱしふぃっくびいなす」が岸壁に、いかりを下ろした。筆者も乗船したことがあり、5万トンクラスのクルーズ船が10隻以上、岸壁に並ぶさまは圧巻である。しかし、今年は見られない。残念だ。


 ブラジルの新型コロナ感染者は950万人、死者は23万人を突破した。連邦政府の対策は、お世辞にも徹底しているとは言えない。マスクもせずに一晩中、踊り明かせば、結果は推して知るべし。リオ、サンパウロ州でのカーニバル中止は賢明な判断だったと言える。


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