フランス

フランス:パリ

別紙 敦子(べっし あつこ)

氏名=別紙敦子
職業=観光業
居住都市=パリ(フランス)とバルセロナ(スペイン)年間1:2の割合で、行き来しています。

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 日本人の多くの人は、《救急車は緊急性の高い外傷や症状がある時に利用するものだ》と、考えているのではないでしょうか。

 私も、一生において乗る機会は極めて少ない乗り物だと思っていました。

 しかし、スペインでは、救急車は人々の日常生活にもっと密着した存在なのです!

 救急車は、SOS時のみではなく、【通院】にも利用することができます。

 予約をすると、自宅と病院間を送迎してくれるのです。患者のニーズと病状に基づいた医師の判断もあるのでしょうが、これには、驚きました! その上、家族の同伴可能。

 患者が患者が、タクシーや公共交通機関を利用すると、通院時に悪いウイルスに感染するリスクが高まるからだそうです。せっかく治すために通院するのに、それで症状が悪化しては意味がありません。病院としては、患者に来院を希望しているので、病院側の責任範囲内ということらしいです。

 どおりで、バルセロナで頻繁に 「Ambulance」(日本語訳:救急車)の車を目にするわけです。

※すべての医療輸送車両は、前面と背面に「Ambulance」の文字が刻印されていて、救急車であることを明確に識別できます。


患者を送迎する救急車が病院前に停車している。

患者を送迎する救急車が病院前に停車している。

 そこで、バルセロナにある救急車の種類を確認してみました。

 走行中のヘルスケア用装備がされていない非支援救急車が存在していました。
移送が緊急性のあるものではなく、公共の場において、患者が健康を妨げる菌に接触することを避けるために利用します。

・A1タイプ 担架設備有、医療輸送の資格保持ドライバー

・A2タイプ 担架設備有、健康上の緊急事態・医療輸送の資格保持ドライバー、アシスタント

・Bタイプ、SVBとヘルスケアーを提供、緊急事態対応の訓練を受けたドライバーとアシスタントが同乗。基本的な生命維持と初期のヘルスケアを提供することを目的とする。

・Cタイプ SVA提供 緊急事態対応の訓練を受けたドライバー、看護師、医師 高度な生命維持を提供することを目的とする。

 緊急ではない病院への搬送に使用される救急車は、ほとんどタイプA2 。BとCタイプの救急車はほんの少ししかないそうです。


今日もまた、カタルーニャ救急隊の救急車が横を走り抜けていく

今日もまた、カタルーニャ救急隊の救急車が横を走り抜けていく

 《救急車は住民のためにフル活用》… いいなっと思う!




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