フランス

フランス:パリ

別紙 敦子(べっし あつこ)

氏名=別紙敦子
職業=観光業
居住都市=パリ(フランス)とバルセロナ(スペイン)年間1:2の割合で、行き来しています。

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市庁舎前広場にて、笑顔で花を売るセニョリータたち。

市庁舎前広場にて、笑顔で花を売るセニョリータたち。

 毎年4月23日バルセロナでは、『サン・ジョルディ』祭が大々的に催されます。

 男性の家族や親しい友人には本を、女性にはバラの花を贈る習慣で、バルセロナを中心としたカタルーニャ地方ではじまり、19266年スペイン王の承認を受け、95年ユネスコが『世界図書の日』と承認し、世界中に広がりました。

日本においては『子ども読書の日』として親しまれていますね。


露店の本屋さんが街のあちこちにお目見えします。

露店の本屋さんが街のあちこちにお目見えします。

 今年の4月23日は土曜日でしたので、多くの人が街に出ていて、街路や広場の仮設花屋や本屋を見て回り楽しんでいました。日中 にわか雨が何度も降り、その度に大急ぎで本を片づけたりシートをかけたりして大変そうでしたが、雨が止むと何もなかったように再開して、人も集まってきて、慣れた様子。


 本は、この日一割引きになるので、とてもお得です。年間を通して本は、バーゲンとかありませんので、欲しかった本をこの日に買うのもいいですね。

 友人は、「14冊買ったわ!」と言っていました。

 ちなみに、良く売れる本は、ミゲル・デ・セルバンテス作『ドン・キホーテ・デ・ラ・マンチャ』だそうです。

 ちょうど1年前のエル・ムンド紙によると、本は年間総売上高の75%をこの日一日で売ったそうです。すごいですね!


広場で購入した本を、二人で読み始めたカップル。

広場で購入した本を、二人で読み始めたカップル。

 この日は、多くのカップルが薔薇の花を持ち、仲良さそうに歩いている姿を目にしました。最近世界で起こっているネガティブな事が 吹き飛んでしまうようです。

 人々を幸せな気持ちにさせてくれるところに、この『サン・ジョルディ』の魅力があるのだと思います。


リュックに薔薇をこのように入れてる人多かったです。

リュックに薔薇をこのように入れてる人多かったです。


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