ブラジル

ブラジル:サンパウロ

日下野 良武(くさかの よしたけ)

◎職業;ジャーナリスト、ブラジル文化研究家
◎居住都市;サンパウロ市(ブラジル国)

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 ブラジルは世界各国からの移民によってできた歴史の浅い国だ。数百年の間に世界の国々の人々が夢を抱いて移り住んだ。日本移民も3~4世時代を迎えて非日系との結婚が急速に進み、近年は他国への再移住を逡巡しない若者が増えている。ちなみに、北海道から同国への移住者総数は全国4位で、16,261人。


 私事で恐縮だが、筆者の義父母は熊本県出身の戦前移住者。その次女が私の妻でサンパウロ市生まれのブラジル人で、私と一人息子は日本国籍のままだ。息子の嫁は父がアラブ系、母がポルトガル系のブラジル人で、その弟は仕事の関係でポルト(ポルトガル北部の古都)に住む。

 話はややこしくなるが、我が妻の弟はイタリア系ブラジル人と結婚し、娘が2人いる。その長女はインテリアデザイナー、夫は非日系で3歳の娘を連れて5年前にオーストラリアへ移住、建築技師として同国で働く。

 一方、次女はサンパウロ市に住み、非日系の建築技師と結婚、10年ほど前に夫婦共々日本を訪問し熊本も訪れている。ブラジル人は世界のどの国で行動、生活しても違和感を持たず迷いはない。人間はみな同じであるとの考えだ。

 しかし、日本在住の筆者の親族や親しい友人に外国居住者や他国人と結婚した人はいない。筆者は10年の東京生活後、仕事の関係で38歳の時に家族3人でサンパウロ市へ移転した。今、両国半々ほどの我が人生、ブラジルのほうが長くなった。女房の親族との食事での会話はポルトガル語になり、国籍上は私と息子だけが“外国人”だ。


 4月下旬、自宅に集まったのはサンパウロ市在住の近親者14人。ポルトガルとオーストラリアに住む親族7人はスマホでの参加だった。現在80歳寸前のわが身、日本とブラジル以外の国に住む度胸はないが、これからは“地球人”の時代が来そうだ。日本の若者もこれから諸外国へ大いに羽ばたいて日本人魂を発揮してほしい。




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