不思議なトビラの向こうには…
2024.04.24 up
ある晴れた春の日、スイス中部の町ツーク(Zug)にある湖のほとりを訪れました。近くの公園には色とりどりの花が咲き、春本番という感じ。
肌寒い日でしたが、芝生の上ではカモたちが気持ちよさそうにお昼寝中でした。すぐ真横を歩いても全然平気で爆睡していました(笑)。
さて、今回ここに来た理由、それはぜひ見たいものがあったから。見たいものとはこれ、ツーク湖のほとりにある「ゼージヒト(Seesicht)」というアート作品。
不思議なトビラを横から見るとこんな感じ
この不思議なドアの前を通るたび、中に入りたいと思っていたものの、なぜか一般公開されていない1月~3月にツークを訪れることが多かったので、いつもドアは施錠されていたのでした。
そんなわけで今回は4月にリベンジでツーク再訪!
アート作品のあるツーク湖のほとりを歩いていくと、ありました。そしてドアは…開いています!
すでに訪問者が中にいたので、その人が外へ出て来るのを待ち、いよいよ今度は自分がドアの向こうへ行く番!
扉の向こうには何が?階段を降りていくと…行き止まりでした(苦笑)
一体湖の下(中)はどんな感じなのかな、通路とかあって、湖の魚とかが見えたりするのかな?とわくわく色んなことを想像しながら、真っ暗な中の急な階段をそろそろ降りていくと――階段の下でもう行き止まり。
ガラスも曇りガラスのようになっていて、湖の中もよく見えず残念!
神秘的な雰囲気のツーク湖
はたしてこのユニークなドアは、スイス・アッペンツェル出身のアーティスト、ローマン・シグナー(Roman Signer)という方の作品。このジージヒト前にあるツーク博物館の25周年の記念として、5年の構想を経て2015年に完成したものだそうです。
2025年までの10年間設置される予定なのだとか。
とにもかくにも、何年も疑問に思っていた謎のトビラの向こうへ今回初めて行くことができて、すっきりしました。
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