ジェット機とハイタッチ!? 美しい海とスリルに魅了されるカリブ海の絶景へ
2024.05.19 up
欧州からのバカンス客は、その美しさを称え、夢の島と呼ぶこともある
一度しかない人生、せっかくなら思いきり充実させたい!と誰しも思うことでしょう。充実のさせ方は多種多様、趣味に打ち込む人、習い事にいそしむ人、そして世界各国へ旅に出る人も多いのではないでしょうか。観光で外せないマストな場所はもちろん、誰も知らないとっておきの場所で絶景にめぐり会えたとき、人々は何事にも代えがたい感動を覚えるものだと思います。
日本にも多くの絶景スポットがあるように、世界にももちろん数え切れないほどのスーパー・ヴューを満喫できる場所があります。一生に一度は見ておきたい絶景が堪能できる「セント・マーティン島」を紹介しましょう。
南アメリカ大陸の北岸から、中央アメリカの東岸一帯にかけて広がるカリブ海域に浮かぶセント・マーティンは、リーワード諸島のひとつで、年間平均気温が25度の常夏の島です。深く青い海、そして白い砂浜を擁するビーチが売りもののリゾート地として、特に欧米の観光客から人気があります。
リゾート地ならば絶景はつきものですが、このセント・マーティン島はまさに360度見渡す限り、スーパー・ヴューに囲まれているとしても過言ではありません。面積87キロ平方メートルの小さな島ながら、島の北側がフランス領、そして南側がオランダ領のため、1回の訪問で2カ国分の観光が楽しめてしまうユニークさもうりです。
島の主な産業は観光業ですが、訪問者をもっとも魅了するのは、島の玄関口ともいえるべき、プリンセス・ユリアナ国際空港で味わえる、メガトン級の珍体験でしょう。この空港のメイン滑走路は、リゾート客で賑わうマホ・ビーチという砂浜と隣り合わせに作られているため、大型ジェット機が、ビーチすれすれに低飛行しながら離着陸するスリルが味わえるのです。美しい海を目の前に、ビーチでゆったりリラックスしていると、南国の青空にポツンと黒い点が…。
目で追っているうちにその点が徐々に大きく長くなっていき、5分ほどたつといつのまにかジェット機の姿に変貌、なんと!自分に向かって低飛行してくるではありませんか!その大きな機体は青い空を黒くさえぎり、耳をつんざくエンジンのごう音、ああっ、ぶつかる!!と思わず目をつぶった瞬間、爆風とともにジェット機はパイロットの神業ともいえる操縦によってあっという間に滑走路に滑り込んでいくのです。まるで、ハイタッチもできるほど低飛行で頭上スレスレに飛ぶジェット機に遭遇できるこのスリル満点な体験は、一生に一度は経験してみても損はないでしょう。
カリブ海に浮かぶ諸島群のひとつ
仏蘭両国の雰囲気が味わえる、カリブ海に浮かぶヨーロッパ、とも呼ばれるセント・マーティン島へ行くには、米国・ニューヨーク経由で旅客機を乗り継ぐのが一般的ですが、日本からだとフライトだけで約1日を要するため、アクセスに手間がかかると感じる方もおられるでしょう。しかし、ありきたりのツアー旅行に飽きた人や、とっておきの旅を体験したい人たちにとっては、まさに魅力的な旅の目的地になるに違いありません。
トロピカルで開放的な南国のカルチャーと、古き良きヨーロッパ息吹がほど良くミックスされたこの島では、マリン・スポーツに興じることはもちろん、仏料理を中心としたグルメ三昧に明け暮れることもでき、絶景を眺めながらビーチでゆったり過ごすもよし、カジノで楽しむのもよし…と、まさにリゾートを楽しむためには最高な島といえるでしょう。
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